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*短編SS「銀の花咲く聖夜 後編」

○短編SS:
「銀の花咲く聖夜に 後編」



作者:White Snow

*作者から読者のみなさまへ

 この短編SSは、「Fate/hollow ataraxia」の後日談を元にしています。
 ネタバレを多分に含んでいますので、ご注意ください。

 なお、この話の姉妹作「白無垢の花咲く聖夜に」は下記のリンクから。

 → 短編SS「白無垢の花咲く聖夜に」




「――こうして俺は、今一人じゃないけどさ。
 カミサマは、孤独じゃないのかな?」
「……それは著しく不遜な考えですね、衛宮士郎。
 自分の面倒も見られない貴方に心配されるようでは、主もいい迷惑でしょう」
「む。そっか、心配するのはヘンかな?」
「……そうですね。
 主の孤独を癒すことができる者がいるとするなら……」
「?」
「それは、主を批判する者でしょうね」
「なんだそりゃ」
「いいから気にしないように。
 貴方は、その背中の重みに押し潰されないよう気をつけなさい」
「……大丈夫だ。こんな大事なものに俺は潰れたりしないよ」

 俺とカレン、その去り際。
 どうしようもなく他愛ない言葉で別れた。

 教会からの帰り道は、雪道になっていた。
 空からは、雪が深々と降り積もる……。

「悪いな、アーチャー」
「慣れているからな……っと、そんなことより前を向いて歩け。……間違っても転ぶな」
「ん」
 言われるまでもない。

「むにゃ、お兄ちゃん……Zzz」
 と、健やかに眠るイリヤを起こすようなことはしない。
 揺り動かさないように、慎重に……。

 その俺の隣には、藤ねえを背負ったアーチャーがいる。

 教会から出る時。
 藤ねえは俺に背負って行け、と駄々をこねていたが、結局はアーチャーの背中でぐぅぐぅ寝ている。

「オトコ~~、覚悟ーーーッ!!!」
「暴れるな」
「……うん…………ごめんなさい」
「やれやれ……」
 酒の寝言を発する藤ねえを、ああも見事に抑えられるとは……!
 アーチャー、その年の功は伊達ではない。

「ごめんね、シロウ」
「いいよ、そっちはセラの面倒を見てやってくれ」
「うん」
「……ケーキぃ、くりーむぅ……えへっ♪」
 ケーキとアルコールに酔ったセラは、リズに背負われて何か寝言を言っている。
 幸せそうなんで、言うことはない。

 ……誰だ、セラをここまで酔わせたの。
 目が覚めた時に、どうなるかはあまり考えたくはない。

 願わくば、その八つ当たりが俺にきませんように……。

「もう大丈夫だから。……ね、セイバー」
「いいえ、凛。あなたは酔っています。家までは休んでいてください」
「……うぅ、この歳で、おんぶされるのは、かなり恥ずかしいんだけど……」
 その後ろには、遠坂を背負ったセイバー。

「……そうよ、ライダー。私、もう酔っ払っていないから」
「いいえっ、サクラは酔っていますっ」
「あぁ、そんなぁライダー……!」
「いくら言ってもダメですっ」
 さらにその後方には、桜を背負ったライダーがいる。

 いい年頃の娘二人、半ば意識があるもんだから、オンブされているのが恥ずかしいらしい。
 実に仲良き似た者姉妹である。

 その姉を背負うセイバーこそ、遠坂に負けず劣らず酔っていたように見えたが……。

「――酔った振りをせねば、出せぬ本音もありますから」
 と、語ったのはセイバーである。
 どうやら酒の席では、酔って見せるのがセイバー流のマナーみたいなもんらしい。
 よく考えれば、セイバーは滅法酒が強い。そうしないと気分だけでも酔えないのだろう。

「――お酒で、正体をなくしたことはありませんから」
 と、語るライダーは言わずもがなだ。
 ただし、ライダーの場合、藤ねえと桜に絡まれたせいですっかりご立腹になっている。
 見捨てた俺にも時々刺すような視線を送ってくる。フォローしとかないと後が怖い。
 その桜も正気に戻って、反省しているようだが。

 …………♪

「カレン、弾いているのか」
「そのようだな」
 追い風が、教会からパイプオルガンの音色を微かに届けてくる。
 一度、振り返って教会を眺める。

 丘の上の教会は、孤島に浮かぶ灯台のようだ。

「――エミヤシロウ、忘れるな。
 彼女の演奏を、よく覚えておけ」
「……お、おう」
 アーチャーがやけに真面目だったので、俺も頷く。

「忘れようにも忘れられないが、何かあるのか……?」
「いや、それを私が言うのはルール違反だろう」
 アーチャーの言い方は、悔いを残すなと言っているようだった。
 あたかも、あのカレンが自身のことを知っているように、アーチャーも全ての真実を知っているかのように……。



『――こうして俺は、一人じゃないけどさ。
 カミサマは、孤独じゃないのかな?』
 その問いに、私は一瞬言葉を失くした。

 衛宮士郎。
 嫌いと言っている相手まで思いやるとは、筋金入りのお人好し。

 ……それから、私は考える。
 主の孤独を癒すことができる者がいるとするなら……。

「――それは、主を批判する者でしょうね」
 主が、愛と厳しさの両面を有するように。
 主は、自身の咎(とが)を暴き立てる半身を欲する……。

 人は、その半身を“悪魔”と呼び、蔑み、憎み、疎む。
 けれど、主はその半身さえ愛しむ。
 そうでなければ、その存在は世界に許されようはずがない。

 かつて、太陽の傍らに月があり。
 いつしか、月は太陽に憧れ、輝こうとした。
 しかし、月すら輝けば、世は眠れず、世は乾涸びよう。
 ゆえに、太陽は天に独りで輝き、月は地(ほし)に寄り添う。
 かくして、太陽は昼に世を照らし、月は夜に夢を映す。
 ……これは、原典のない御伽噺。

 主の思惑は偉大であり、全ては世界の完成のため。
 光と影、陰と陽。
 世界はこの二つで成り立ち、神と悪魔の関係もそれと同じ。

 “失楽園”に謳われる、主の最愛なる子――“明けの明星(ルシフェル)”。
 地の底に彼の者を追いやった主に、罪はないのか。
 主は、それを悔いてはいないのか……?

『――だけど、俺は人を不幸にするカミサマは嫌いだから信じない』
 肯定の言葉は、確かに耳心地が良い。
 けれど、否定の言葉は耳には痛いが、一つの肯定の方法に過ぎない。
 なぜなら、始めに肯定しなければ、否定することはできないのだから。

「そのために、主は欲するのでしょう。
 孤独な全知全能であるゆえに、否定を……自身の咎を忘れないように」
 すでに質問をした者がいないのに、私は虚空に向かって私の“答え”を述べる。

 ――――あぁ、この“答え”を持ってしまった私こそが不遜。

 罪深き私に、許しを。
 許されるのなら、人々に慈悲を。
 私を罰し、私に与えられる許しこそを世に……!

 ……私は祈る。

 私の手は、鍵盤の上に。
 私の足は、ペダルの上に。
 深く息を吸って、静かに吐き、また肺を満たすために吸う。

 触れた指先、その鍵盤の冷たさに頭まで痺れそうになる。

 弾いた。
 弾いて、弾いて、頭が空っぽになるまで弾き続ける。

 ……降誕祭前夜祭の最中での賛歌。
 拍手喝采で迎えられたあの時の感動を思い出さないよう、ひたすらその想いを殺して。
 無心となって、弾きつづける。



「……はぁっ」
 何曲弾いたのか、私は覚えていない。
 その何曲目かの終わりに、私は大きく息を吐いた。

 髪は乱れ、額には汗。
 胸の動悸は激しい。
 動きすぎて傷が開き、指先にまで至った血が鍵盤へと赤く濡れ伝う。

 ……我ながら、これはやりすぎた。
 無我夢中になるのにも、限度があるだろう。

「……はぁ、はぁ、はぁ……でも、気持ち良かった」
 荒い息をついて、私はやはり忘れられなかった感動に身を震わせていた。
 私は罪深くも、祈りの楽奏に自身の喜びを乗せてしまっていたのだ。

 ……パチ、パチ、パチ、パチ。

 何の間違いか。
 礼拝堂に響くはずのない拍手が聞こえた。

「――ぱち、ぱち、ぱち、ぱちっとな」
 いかにもおざなりな拍手は続き、それに続く軽薄な声に目を向ける。

 暗闇に浮かぶ、愉快そうに私を見つめる一対の瞳。

 ……いつの間にいたのか。
 彼は、ニヤニヤ笑いながら私の演奏を讃えていた。

 ……贅沢は言いたくはない。
 けれど、その彼の拍手は、ありがたみが少なかった。
 …………それでもないよりかは、遥かにいい。

「よう」
 目が合うと、彼は気安く声をかけてくる。

「イヤだねぇ。幸せが溢れすぎて、反吐が出そうな夜だけど」
 まったくタリーわ、と心底嫌そうに悪びれる彼。
 その物言いは、あいかわらずで変わりようがない。

 少し驚く。
 でも、驚くほどでもないかと思い直す。

 今宵は、聖なる夜。
 人の世にあって、主の愛し子が生まれるという奇跡が起きた日。

 再び会えるはずのない出会いの奇跡。
 教会の入り口近く、彼はいつもの指定席に座っていた。

「よっと……」
 彼は立ち上がり、祭壇に至る通路を通って私の所へ。

「――いらっしゃい、アンリマユ。
 貴方を招待した覚えはないけれど、できるだけ歓迎しましょう」
 私もできる限りの平静を装いながら、彼を迎えて見上げる。

 彼は確かな実体を持っていた。
 私の記憶の中と同じく、全身刺青姿そのままで。

 ……ずきん、と傷が痛んだ。

「つれねーの。
 オレはちゃんと約束守って来てやったって言うのに、何、その言い草?」
「……約束?」
「言っただろ? また会おうってな」
 彼は憮然として言った。

 ――――『――また、会おうぜカレン』

 確かに、そんな約束をした気がする。
 私には夢の中、私自身が覚えているはずのない不確かな約束だ。

「それを言うなら、毎日というほど貴方には会っています。
 ……物好きにも、誰かさんの左手として天職を全うしているようですが」
「ぐわっ、好きでやってんじゃねーんだぞ、アレは!
 しゃべれねーし、見えねーし、動けねーしの三重苦で、チットモ美味しくない! おまけにアイツは無茶しやがるから四重苦だ! 岩、普通に殴るんだぞ、岩を。……砕くし。それで、こっちはメチャ痛ぇし、マジ壊れるつーの!」
 左手というのは、思ったよりも良い就職環境ではないらい。
 それがバゼット共々というのが、涙ぐましい。

「そういうことでしたら、今すぐ私のところにハローワーク」
「……いや、それはそれで酷くなりそうだから、ヤダ。
 それに、ほら、オレは基本的に自由人だから」
「ニートですね」
「何かソレとは、ちと違うと思うがネ……」
 これほどまで真摯かつ熱心に勧誘しているというのに、私の所に来ないとは。
 犬でも一宿一飯の恩を忘れないというのに……。

「オレはアンタに世話になってないだろ、つーか、こっちが一方的に迷惑を被っている」
「あら。貴方は私の考えていることがわかるんですね。……いやらしいですね」
「おかげさんで、最悪な感じで以心伝心ってヤツだな。
 わかるオレの身になってみ? アンタの邪悪な思考は、胸焼けする」
 いっそ爛れて、溶けてしまえ。

「……それでだ。オレは“客”というワケだが」
 何を勘違いしているのか、この駄犬は偉そうに“客”という部分をずいぶんと強調する。
 その意図するところは、客だから歓迎しろとでも言いたいのだろう。

「……まあ。喉でも渇いているの? 前はいらないと言ったクセに、勝手ね。
 それじゃあ、飲み物……紅茶でも用意してあげます。そうですね、確かケーキも残っています」
「別にいらねーよ、と言いたいところだけどさ。
 アンタの淹れてくれた茶というのは、面白そうだ。淹れてくれ」
 ずいぶんと含みのある言い方ではないか。

「むっ。その言い方、私が淹れるお茶がマズイとでも言いたいのですか」
「ほー、上手く淹れられる自信でもあるのかよ?」
 そりゃ結構、と彼は私を挑発するような視線を送ってくる。

「いいでしょう。……飲んだ後で、その言葉、訂正してください」
「ハッ、いいぜ。美味かったら、いくらでも訂正してやるよ」
 退くに退けなくなってしまった。
 なら、飛び切り最高のお茶を出して、ぐぅの音も出ないようにしてやらないと気がすまない。

「では、客間に」
「ほいほい。邪魔するよー」
 勝手知ったる他人の家と言わんばかりに、遠慮もなく私の後ろをアンリマユは後についてくる。

「……ここは教会なのですが?」
「? そりゃそうだろ? どこからどう見ても教会だよな。
 そらまぁ、誰かさんがいるおかげで地獄の入り口みてぇなモンだけど」
「……」
 この自称“悪魔”には、皮肉は通じなかったようだ。



「……あにジロジロ見てんだ? おぉ、そうか! オレってばステキだからな~」
「鼻毛が出ています」
「ナニッ!? オレとしたことがハズカシッ!」
 彼を適当にあしらいながら、私はその様子をしげしげと観察していた。
 むしろ、我慢がならなくて睨んでいる。

 アンリマユは、テーブルに出されたケーキを無言でパクパク、紅茶をずるずると啜る。
 はっきり言って、品が良くない、下品。
 ……それはもう見ていて清清しいくらいに。

「お腹、減っているのですか?」
「まぁな。誰もお供えしてくれねーから」
「……不憫。友達いないのね」
「その言われ方は、ちょっとクルものがあんぜ」
 ふふふ、図星図星。

「密かに、イケニエには処女とまで言わないから可愛い娘募集中」
「私がいるではないですか」
「えー、可愛くないじゃん、アンタ」
「黒髭ゲーム」
 突然、無性にレクレーションがしたくなった。

「あ、あっぶねぇ! それ“黒鍵(こっけん)”か……!?」
 けれど、肝心の“黒髭”には躱される。……チッ、意外と素早い。

「刺されて無様に飛び上がりなさい、黒髭親分さん」
「オレにそんなヒゲはねえよっ!」
 そんな嗜虐心をくすぐる生意気なコトを言われると、立派なお髭を描いてあげたいと思う、油性で。

「……やっぱ、アンタさ。バゼットと知りあってから手が早くなったよな」
「あら。そんな謂れのない誹謗中傷は、さすがに傷つきます。
 ……どこにそんな証拠が?」
 私はバゼットのように乱暴者ではないことの証明に、黒鍵を隠してみせる。

「いや、すでに手遅れだろ」
「では、しょうがないですね」
 なら、何の遠慮もしないことにしよう。

「あー、ウソウソ、ほんの冗談デス。
 だから、その“黒鍵”をダースで持ち出しやがらないでクダサイ!」
「わかればいいのです」
 やや反省の色が薄い気もするけれど、誤解が解けて良かった。

「なあ、もっとねえの?」
 そう要求する彼の皿には、もうケーキはなくなっていた。
 客らしくない態度でおかわりを要求する無神経さは、どうかと思うけれど。

「……晩餐の残りもありますが」
「ん、肉あるの? いいね、肉は力がつくからな」
 私は晩餐の料理の残りも彼に出す。
 そのガツガツ食べるところを見ていると、野犬に餌をあげているような気がしてくる。

「……待て」
「ワゥ!? ……クゥ~ン、クゥ~ン」
 止められて、切なげに駄犬は鳴く。

「はっ、つい条件反射で……!?
 アンタ、まさかオレに令呪使ってね?」
「そんなものはありません。
 逆らえないイヌの性、なのでしょうね。……三回回ってワン」
「……、……、……、ワン!」
 まあ、楽しい。

「……静かに食わせろよ」
「はいはい。……お手」
「ワウ」
「……本気?」
「……悲しいが、本気だ」
 どうも本当に本能に逆らえないようだった。

「目が邪悪だよな、オイ」
「今日から私はペットブリーダーです!」
「正気か、このシスター……!?」
 しばらく彼で楽しく遊んだ。



「……ま、悪くはなかったわな」
 出された料理、ケーキを全部食べきり、お茶も飲み干し終わった後、彼はそれだけ言った。

「素直じゃないわね」
 美味しければ、美味しいと感想を言うのは、出した側に対する最低限のマナーだと思うのだけれど。

 もっとも、作ったのは私ではない。
 晩餐は主夫二人組と、通い妻兼女学生の手による。
 他者の反応を見る限り「すごく美味しいわ♪」と言っているから、そうなのだろう。残念ながら、私は味覚が壊れてしまっているのでよくわからないが。

 ……紅茶を淹れたのは、さすがに私だ。

 味はわからなくとも、手順通りにやれば、私はちゃんと紅茶も料理もできる。
 修道院の労働の内には、食事当番というのが当然ながらあった。
 味を確認して微調整できないので、人に言わせるともう一味足らないらしいが。

「さてと、腹も一杯になったことだし……」
「食欲の次は、性欲ですか。本能の赴くままね、貴方は」
「否定はしねーよ、カラダは正直だもん。
 ……それはそれとして、だ。カレン、一曲弾いてくれよ。なぁ、いいだろー?」
 彼の方から演奏を所望されるとは思ってもなかったので驚く。
 よく考えれば、彼はずっと以前から私の演奏の聴者であった。

「……今日は、私を犯さないのですか?」
「へぇ? アンタ、けっこうその気になってんの?
 けど、ダメ。今は、そんな気分じゃねーの」
「……残念。今日なら母になれると思ったのに」
 嘘偽りない言葉である。

「げ。マリア様気取りかよ、そんなのは勘弁!」
「甲斐性なし」
「臆病者のオレに、そんなモン期待すんなー」
 ほら早く、とせがむので私は彼の希望を叶えることにした。



「では、始めても、いい……でしょうか?」
「ああ、いいぜー。始めてくれ」
 彼は入り口に近い一番後ろの椅子に座った。
 どうあってもあの指定席だけは譲れないらしい。……縄張りみたいなものだろう、イヌらしく。

「……何か、リクエストはありますか?」
 彼がいるかと思うと、私はいつになく緊張していた。

「んー、よくわからんから、そっちで決めてくれ」
「……わかりました」
 では、何の曲にしようか考える。
 けれど、すぐにその曲は思い浮かんだ。

 この雪降る静かな夜、厳(いか)めしい曲で赤子を起こすのは無粋といもの。

 有名な曲でもある。
 聖夜に生まれたこの曲の旋律は、子守唄のように優しく穏やか。
 この祝いの良き夜を締めくくるには相応しい……。

 ――――“Stille Nacht.(きよしこの夜)”

 弾き始めれば、緊張はすぐに解れた。
 穏やかな気持ちで、私は紡ぎだす――。



「――……ふぅ……」
 演奏を終えて、一息つく。

 今度は、彼からの拍手はない。

 そのたった一人の聴き手。
 彼は椅子に深く腰掛け、眠っているように耳を傾けていた。

「……」
 私はその彼の傍らに立ち、感想を待つ。

 目を閉じたその横顔は、ずいぶん子供っぽく見えた。
 もしかしたら、本当に眠っているのではと疑ってしまう。

 それは杞憂だったようで、その口元がニヤリとなる。
 彼は、わざと沈黙を守っている。……意地の悪い。

「……」
「……」
 相手が無言なので、私も無言で通す。

「…………」
「…………」
 まだ沈黙は続く。

「………………」
「………………」
 まだまだ沈黙が続く。

「……くく、参った参った、降参だ」
 半ば意地になって沈黙を続けようとしていたら、彼の方が先に折れた。

「勝ちました」
 ちょっと嬉しい。

「……お、意外と負けず嫌いかぁ?」
「…………」
「オイオイ、今度はそっちがダンマリかよ!? 勘弁しろよー」
 ぷい、と横を向いて今度は私が逆襲する。

「……感想、聞きたかったんだよな。
 んー、やっぱアンタの曲は退屈だ、眠くなるったらないぜ」
 私が無言であることをいいことに、言いたい放題言ってくれる。

「おー、そうだ。その退屈さなら、お祓いとか可。
 うんうん、悪魔のオレが言うんだから間違いなし。商売繁盛だネ!」
 魅力的な提案ながら、パイプオルガンは持ち運びには不向きです。
 貴方が背負ってくれるというのなら、存分に腕の振るいようがあるものだけれど。

「……やれやれ。アンタ、いい加減頑固なヤツだな」
 そんな貴方は、いい加減なヤツです。

「……ヘイヘイ、わかった、わかったよ。
 認めてやる、アンタの腕は確かだよ。だからな……そらっ!」
「!? ちょっ、アンリ、マユ……、やめっ、止めなさい……!」
 私の沈黙に、彼は突然の暴挙を起こした。
 両手でぐしゃぐしゃと、私の髪を目茶目茶にしはじめる。

「あり? 頭を撫でて褒めてあげてんのに、お気に召さなかったか?」
 私の視界が塞がったことをいいことに、彼はゲラゲラと笑う。

「こんなものは褒めるとは言いません!
 それに私は、頭を撫でられて喜ぶような子供では……またっ!」
「そらそらそらそらっ!
 ヒヒッ、イーね、イーよ。アンタの澄ました顔を困らせるのは、楽しなーっと♪」
「本当に、……貴方は、子供ですねっ……、この……んんっ!?」
 続けて文句を重ねようとしていた私の唇は、乱暴に塞がれた。

「……一体、何を……んむっ……ん!?」
 一時、私の唇は解放されるが、その疑問を問うことができない。
 今度は壁にまで押し付けられて、また乱暴に唇を奪われる。

 それから、時間にして数分。
 私の視界は、髪で目隠しされたまま。
 求めるというのなら抵抗しないというのに、両腕は壁に磔(はりつけ)にされたまま。
 私は、唇を許し続けた……。

「……、…………っんく」
 その間、彼に浴びせるはずの私の声は、どんどん吸い出されてしまう。

 ……忘れていた。
 相手は、ワルガキのままオトナになったということを。

「……ハン、体をメチャメチャにされても構わないって言っているヤツが、髪の毛を乱されたぐらいで文句を言うのか?」
 ようやく口が解放されたので、呼吸ができる。

 危うく窒息するところだった。
 視界を遮る髪の隙間から彼を睨みつけて、「私も女ですので」とだけやっと答える。

「ほお。アンタにも女らしいことがあったんだなーと、少し感動中」
「……先程、貴方は気分ではないと言ったと記憶しています
 可愛い私は趣味じゃないから抱きたくないと。……この偏愛主義者」
「アンタの耳さ、どうなってるワケ?」
「……っ!」
 未だ両腕を解放されていない私は、彼に耳たぶをかじられる。
 そこには、当然のように快感の喜びはない。

 ……なのに、私の息は次第に荒くなっていく。

「今はアンタに欲情してるよ、オレ」
「……天邪鬼」
「そーだよ。オレ、悪魔だもーん」
 耳元で囁かれる言葉としてはロマンに欠けている。

 ……なのに、私の体は熱くなっていく。

「オルガン弾いてる時のアンタは、えらくソソるんだよね。
 一人で弾いてた時は、スゴかったぜ、あんなイキそうな顔してさ」
「……そう……でしたか?」
 その彼の指摘に考える。
 私はそんな生に満ち溢れた顔していたのか、と。

「……そうですね、私は奏者である自分に喜びを感じています」
 私の趣味嗜好は、他者の嗜虐心に根ざす。
 それとは別に、奏者としての喜びはそれを上回る。

 ……あの拍手を聞いた時、私の存在は肯定されたのだ。

 欲望は、体の慰め。
 趣味嗜好は、心の慰め。
 存在の肯定は、魂の慰め。

 それらが補われていくことで、ヒトはヒトらしく生きていられる。
 もっとも、私は人にとって当たり前の“欲望”が欠落しているので、ヒトとしては欠陥品なのだが。

「ほれ見ろ。どんなヤツにだって、探せばやりたいもんの一つや二つあるもんだ」
「……そんなこと改めて言われなくても、私にも望みはありますよ?
 差し当たっては、衛宮士郎を虐めることですが、それとは別にも……」
 誰にも明かしてはいないが、私とて望みを持っている。

「ふーん。けっこー欲深かったんだな、アンタは。
 その望み、聞かせろよ……と、言いたいところだが、オレの方が我慢の限界なんでな、後にするか」
 拘束されたままの私の首筋に、彼の息がかかる。
 まるで、狼に喉笛を狙われているような錯覚を覚える。

「はぁ……はぁ……、それが、貴方の望みですか……?」
 我慢できないというのなら、私も同じだ。
 彼の息遣いを感じて、ますます私の鼓動は早くなっていく。

「始める前に訊いとくけど、体は大丈夫か?
 ま、大丈夫でなくても、ヤっちまうけど」
 私を気遣うとは、知らない間にずいぶんと紳士になったものだと可笑しくなる。

「……はい、大丈夫です」
 破裂しそう痛みに耐えながら、私は頷く。

 私はどんどん傷ついていく。
 痛みが刻まれていく。
 血が流れていく。

 それが、私の体質。
 彼と私の関係は、始めからそうなっている。

 ……今晩、彼に再会した時から。
 この傷も痛みも、彼が抱えている“もの”に過ぎない。

 ――――その彼の名を、“この世全ての悪(アンリマユ)”。

 この世の悪意の海が彼の巣。
 その場所と彼は、廃棄場のように悪意が打ち捨てられる地獄と同じ。
 “世の罪”を背負って十字架に磔にされた救い主がごとく、全てを受け入れて……。

 だから、私はそれに耐えられる。

「そうか……。なら、遠慮はしないぜ?」
「……はい」
 それは私の望むところ。

「オレは、これからアンタを食い尽す」
「構いません。前にも言いましたが、この身は娼婦。貴方の求めに応えましょう……いくらでも」
 満足そうに目を細めて、彼は私の瞳の奥を覗き込こんで、ニヤリと哂う。

「……ぁ……ぁぁあんっ……!」
 彼の牙は、私の首筋に容赦なく突きたてられた――。



 深いところに落ちる前……。
 アンリマユは、私の隣で夢現(ゆめうつつ)の私に語りかける。

「アンタ、今は楽しいか?」
 はい。

「あいつら、楽しいだろ?」
 はい。

「そりゃ良かった」
 はい。

「何事も楽しくなけりゃな」
 はい。……でも、そこには貴方はいない。

「そりゃしょうがねえよ。元からいないんだ、オレは」
 確かにいました。
 貴方は、この場所に……。

「だから、それが幻だっつーのに」
 幻なら、私を襲わないはずですが、この○○の××××で△△△△△。

「傷ついた。悪魔のオレでも傷ついた……!
 なぁ、こんなオレでも弁護士ってば、ちゃんと弁護してもらえっかな?」
 そうですね、お金を積めば。

「おー! いい世の中になったもんだ。昔は、問答無用で打ち首、晒し首の拷問なのによ。
 ヒヒッ、基本的人権バンザイってヤツ?」
 世間では、お金で決まる人の価値、お金より軽い命が、“人権”と言うらしいですが。

「何だ。昔っから、そーゆうトコロだけは変わってねーじゃん!」
 そういうことです。

「つまんねーの。そーゆのは飽きて、食傷気味なのによ、オレ。
 お、そういや、アンタの望みをまだ聞いてなかったよな」
 そういえば、そうですね。

「しまったー。オレとしたことがこんな面白そーなモンを忘れたなんて、何てウカツ!
 ささ、恥ずかしがらず、人に言えないスンゴイ欲望を、今こそ声高らかに……!」
 あの、ずいぶん期待しているようですが、私の望みはつまらないものですよ。
 人としての当たり前の喜びです。

「またまたぁ、謙遜謙遜。
 性悪なアンタが、そんなもんで満足するワケないじゃん」
 ……どういう意味ですか。
 …………まったく。ですから、私の望みは、“――”になることです。

「……マジ? マジに、それが望みなの?」
 マジです。
 実は、もう名前も考えてあるんです――。



「――……あ、り……まゆ」
 目が覚めた。

 ……いつの間に眠っていたのだろう?

 窓から差し込む光が、いつもより眩しい。
 外は、昨夜降った雪一色なのだろう。

 そのせいか肌寒い。
 隣に、誰もいないから余計にそう感じる。
 寝乱れたままの姿を、毛布で包む。

「減点。朝、隣にいないのは無神経です」
 そんな甲斐性を彼に期待しても無駄だろうが、言うだけは言ってみる。

『――ヤることヤったら、即トンズラ♪』
 ……声はない。
 だから、これは言ってみただけ。

 静か。何の音も聞こえないぐらいに静か……。
 ……その静けさにいると、昨夜のことが夢幻のような気さえしてくる。

 ただし、昨夜が夢ではなかった証拠はある。
 首筋とか、胸とか、足とか、腕とか、……人には言うことができない場所にも噛み跡がある。
 駄犬らしく、噛むのが好きなので困ったものだが。

「……アンリマユ」
 自分のお腹に手を当てる。
 別段何の変化も感じられないが、私には予感がある。

 欠陥だらけの母。
 世界から理由なく疎まれた父。
 その両親から生まれたものは、どんな子になるだろう。

 世の常の理から外れているだろうけど、きっと大丈夫。

 生まれてくる“あなた”に、命と名前をあげる。
 私の母が、そうしてくれたように……。

『――なぜ?』
 受け継いだ“傷”が、私に訴えかける。
 世に望まれずして生まれるモノがいるのは何故(なぜ)か、と。
 最期まで己の生まれに“答え”を見出せなかった者の問いに、私は苦笑する。

「命は生まれて、生きて、生を終えて死ぬ。ただ、それだけ。
 その中で、命が生まれることに意味はなく、生まれるからただ生まれる。
 意味は生む者にはあっても、生まれてくるモノには意味は決められない。
 その意味は、生まれてきたモノが生きて見つけるもの」
 私らしくなく、律儀にその答えを返す。

「――言峰綺礼。貴方は真面目すぎたのね、好きに生きれば良かったのに。
 自分が世界にとって不要だと認めたというのに、男のクセに女々しくその生まれの意味なんて求めるから、そんな簡単なことにも気がつかないで……」
 それとも、私が女だからそう思うのかしら……?

「少なくとも、私は好き勝手に生きているわ。
 どう、文句はあるかしら、種馬?」
 私の口上に、慟哭していた傷の痛みは大人しくなる。

 ……そう、この世に生まれたからには、生きるしかない。
 どこの誰に迷惑かけようが、そう生きるしかないのなら、そう生きるまで。
 世界が私を否定するというのなら、私は私を肯定し、世界を否定するまでのこと。
 だいたい人間なんて幾つになってもみんな子供なのに、善悪の正しさなんてそんな難しいことはわかるはずがない。

 ……できれば、私の母が選び、私の母を選んだ男に、そう罵ってあげたかった。

「? ……クツシタ?」
 ふと、それが目に留まった。
 私のベッドの手摺りのところに、私の靴下がぶら下がっている。

 ……何であるのかは、一目瞭然。
 良い子にしていたら、靴下の中にサンタがプレゼントを入れてくれるというアレだろう。

 そのサンタの正体は、夜に寝たふりをしていたら、父や母だとわかる。
 最近は物騒なので、夜中に気配を感じたら声を上げるといい。泥棒や変質者の類かもしれないから。

 ……いい子の夢を砕くのは、これぐらいにしよう。
 私が教えるより、直に見た方がショックは大きいものだろうし。……ふふふ。

 けれど、私はそんな質の悪いユーモアはした覚えはない。
 この手のイタズラは他人にやってこそ楽しいのであって、私自身にやっても意味はない。

 ……これは、私以外の誰かの仕業。
 考えるまでなく、こんな子供じみたマネをする心当たりは、一人しかない。

「……ケダモノとは思っていましたが、彼はクツシタに執着が? まるでヘンタイね」
 思わずそう独り言を呟いてしまう。

『――そんな趣味はねぇよ。オレは、中身の肉の方が好みなんでな』
 残念ながら、そう抗議する声はやっぱりしなかった。

 何が入っているのかは、期待はしていない。
 でも、それを手に取り中を探る。

「……あ」
 本当に、クツシタの中には何か入っている。
 ……多分、これは紙。

 取り出してみると、半分に折られたメモ紙。
 それを広げて、読んでみる。
 意外と綺麗な日本語というのが、意外か。

 ――――『パイプオルガン奏者認定証 ~次の聖夜まで有効』

「は? 何ですか、これは」
 よくわからないけれど、そんなことが書かれた紙片が一枚きり入っているだけだった。

「こんなツマラナイものを残していくなんて、何のつもりかしら?」
 もっと気が利いたものでも書いてあるものと期待した私が馬鹿だった。

 ……愛してるゼ、とか。

 まさかそんなコトが書いてあったらと、寒気を覚える。
 そんなのは、すぐに破り捨ててゴミ箱直行だ。

『――洒落(シャレ)だよ、洒落。わっかねぇかなー』
 わかりません。
 ……バゼットには通じても、それは私には通じません。

「まぁ、いいわ。
 次の聖夜では覚悟していなさいな」
 くしゃり、とやりそうになったところで、手を止める。

 そして、その紙片はこの部屋の少ない家具――机の引き出しにしまっておくことにした。

「さあ、行きましょう」
 一日の始まりは、祈りから。

 祈りの仕方を覚えてからは欠かしたことのない主への感謝の祈り。
 今朝は感謝の気持ちで胸が一杯だ。

 ――――私は彼の“夢の続き”を見に行く……。

「……楽しみだわ」
 だいたいの想像はつく。
 今朝の衛宮邸では、からかうような醜態(ネタ)が待っているような気がする。

 ……彼は、一体誰といっしょの夜を過ごしたのか、実に気になる。

 そのためにも、昨夜は色々と下準備をしておいた。
 あれだけ虐めておけば、あの衛宮士郎としても人肌が恋しくなるに違いない。

『――あー、やっぱ、アンタあくまだわ』
 あら、これは純然たる数少ない私の趣味です。
 感情の高まった衛宮士郎はいつになく盛って、相手の彼女も喜んでくれたはずです。

 あぁ、胸が高鳴る。

 特に、ランサーとバゼット。
 あれだけお膳立てしてあげたのだから、私を楽しませてくれなくては困る。

「ランサーは、バゼットをホテルに連れ込む甲斐性はないでしょうから……。
 やっぱり本命は、あの洋館でしょうね……」
 私はいそいそと起き出して準備を整える。

 降誕祭の朝。
 その日は、祭日の本番。
 司祭として、私は忙しい。

 だから、手早く日々の糧――ご馳走を済ませましょう。
 さて、みんなはそれぞれどんな一夜を過ごしたのかしら……?

「――主よ、私に生を与えてくださったことに感謝しています」



 ……後書きに続く

<履歴>
掲載日:2007/01/13

お祝い:「メリークリスマス」


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