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*短編SS「銀の花咲く聖夜 中編」

○短編SS:
「銀の花咲く聖夜に 中編」



作者:White Snow

*作者から読者のみなさまへ

 この短編SSは、「Fate/hollow ataraxia」の後日談を元にしています。
 ネタバレを多分に含んでいますので、ご注意ください。

 なお、この話の姉妹作「白無垢の花咲く聖夜に」は下記のリンクから。

 → 短編SS「白無垢の花咲く聖夜に」



「――シロウ、大変です、大河がっ!」
「何っ、またか!?」
 あいかわらず忙しそうな衛宮士郎。

 それが彼にとって幸せそうに見えるのは、苦労性と言われる由縁だろう。
 そのまま彼はセイバーといっしょに戻っていった。

「じゃあね、カレンちゃん。演奏、すごく綺麗だった」
「……はい、ありがとうございます、三枝由紀香」
「また聞きに来ていい?」
「はい、どうぞ遠慮なく」
 三枝由紀香は、優しく微笑む。
 私もその微笑の前では無力で、鏡のように微笑み返す。

 騒がしかった由紀香達一行を見送った後、賑やかな会場には戻らず礼拝堂に残っていた。
 私はパイプオルガンの鍵盤に指を添わせる。

 ――――拍手喝采(はくしゅかっさい)。

 賛歌の後、湧き起こった拍手を思い出す。

 賛歌とは、厳かに静聴されるべきもの。
 だから、賛歌の終わりは、藤村大河が感動のあまり拍手で迎えられるものではない。
 ましてや、それが伝播し、礼拝堂が割れるほどの拍手に包まれようとは主も驚きになるだろう。

 ……でも、あの拍手は気分が良かった。

 急ごしらえの声楽隊ではあったが、結果としては予想以上。
 また、あの二人にはお願いできないかとも思う。
 そう思って、苦笑した。

「二番煎じは美味しくありません……」
 未練がましい。
 それは、ずいぶんと私――カレン・オルテンシアらしくない。

「――シスター、お邪魔しましたか?」
 余韻に浸っていると、ぎぎぃと扉が開き、見知らぬ男性が入ってきた。

 三十代、ややもするとその後半。
 年齢的にはまだ若いはずだが、ずいぶんと老成している。
 シックなコートとスーツに身を包み、品の良さそうな紳士に見えた。

 一目見て、私にはこの男性には大きな“瑕(きず)”を抱えているのがわかる。

 ……死が近い。
 死相を自身に宿しているのか、身近にそのような人がいるのか。
 その特有な翳りを、この男性は身に纏っている。

 服の下、傷がわずかに開いて、血が涙のように流れるのを感じる。
 この痛みは、憎しみではなく悲しさのもの。

「この神の家はいつ誰に対しても開いております。
 ……どのような御用でしょう?」
 私はその痛みを表に出すことなく訪問者を迎えた。

「すいません、私は信者ではないのです」
「……?」
 では、どうして教会に訪れたのか。
 この降誕祭前夜である教会に、興味本位でふらりと立ち寄ったのだろうか。

「……今年は、ずいぶんと賑やかなのですね」
 客間で騒ぐ声が聞こえてくる。
 彼のその言葉で、過去に何回かこの教会に訪れていることがわかる。

「身内の子供達を集めて、パーティーをしています」
 騒いでいるのは大きいのばかりですが、と心の中で付け加えておく。

「あ、それではご迷惑になりますね、また改めて……」
「いえ、お気になさらず。
 私は休んでいたところですし、ずいぶんと賑やかなもので……」
 あの騒ぎのただ中にいると、からかう相手に事欠かなくて、逆に困ってしまう。
 自爆するのを、ただ見守るだけでも私の嗜好が満たされるほどに。

「そう……ですか。
 ……それでしたら、恐れ入りますが、言峰神父はおられませんか?」
「言峰神父、ですか?」
 その名を聞いて、私は少なからず動揺する。

 その男と私は、困ったことに浅からぬ因縁がある。
 受け継いでしまった“傷”も、その因縁による。
 幸いにして、私の微かな動揺は、目の前の男性には気がつかなかったようだが。

「言峰神父は、この教会にはいません。
 私も詳しくは知りませんが、別の教会に移られたと聞いております」
 聖杯戦争の最中に死んだ言峰神父のことは、その真実通り伝えることはできない。
 当たり障りがないよう、表向きは海外に派遣されたということになっている。

「移られた? ……そうですか、残念です」
 それを聞いた男性は、嘆息をついた。
 伝え聞く言峰神父の性格からすると、残念がるというのは不思議に思える。

「言峰神父には、ずいぶんお世話に……。
 毎年、お話を聞いてもらっていたものですから」
「……そうでしたか」
 私の視線が事情を求めていたのだろう、男性は言峰神父との関係を明かす。

「今は、私がこの教会の司祭代行をしております。
 ……よろしければ、私がお話をお伺いしましょうか?」
「よろしいのですか?」
 それから取り留めない世間話を交えて、私は彼の身の上の話を聞くことになった。



 ……PiPiPi♪

「……誰かな。こんな時間に……」
 話の途中、彼の携帯が鳴る。

「失礼、シスター」
「構いません。どうぞ、出てあげてください」
「すいません……」
 彼は携帯を取り出し、着信番号を見た。
 その時、彼は明らかに目の色が変わった。

「――え、目を覚ました!?
 そ、そうですか、えっと、えっと、あー、はい、今からすぐに行きます、はいっ、はいっ、ありがとうございます! ではっ!」
 携帯に出た彼の表情はどんどん明るく、声も若返っていくようだった。

「……どうされました?」
「たった今、彼女が目を覚ましたんです!
 ――十年ぶりに、妻が目を覚ましたんですよ……!」
 その目の前の彼は、ちょうど十年前に戻ったかのように生気に満ち溢れていた。



「――良かったよな」
 カレンを探して、礼拝堂に訪れたら、ちょうどそんな場面に出くわした。
 見れば、その彼は慌てて教会から出て行くところだ。

 話から察すると、これから彼は病院に行くのだろう。
 十年ぶりに目を覚ましたという妻に会いに……。

「……覗き見ですか。趣味が悪いですね、衛宮士郎」
「いや、今来たところだから、事情はよくわかんないけど。
 でも、本当に奇跡って起こるもんなんだなぁ」
 事故等で眠りについて、それから何年もたってから目を覚ます。
 それは数少ない事例をもって、“奇跡”と呼ぶ。

 その“奇跡”を前に、自分でもおかしくなるぐらいに胸が熱くなっているのを感じる。
 こんなドラマみたいなことが目の前で起きたのだ。
 俺はキリスト教徒ではないが、その俺でもカミサマの計らいに感謝したくもなる。

「いえ、彼にとっては試練になるでしょう」
「……どういうことだ?」
 すでに彼が出て行った扉を、カレンは冷然と見つめている。

「……思い出したのです」
 俺の顔を見て、よくわからないことを言う。
 ……何が言いたいのか、悪い予感がする。

「思い出したって、何が?」
「だから、私が彼のことを思い出した、と言ったのです」
 どういうことなのか説明を求めると、カレンは遠い目をする。

「彼のことは、前任者が遺した手記に書かれていました。
 情報収集を兼ねて、遺品整理をしている時に見つけたものです」
 前任者というのは、もちろんあの言峰神父だ。

 ――――言峰綺礼(ことみね きれい)。

 この教会にいた神父であり、聖堂教会の代行者。
 吸血鬼などの魔を殲滅することを目的とする裏の教会の武闘派集団の一員。

 その彼は、聖杯戦争の監督役でありながら、ランサーを従え、前回のサーヴァントであるギルガメッシュさえも隠し持っていた。
 言わば、先の聖杯戦争は彼の掌の中で踊らされていたようなものだった。

 ……その男を、俺が“殺した”。

「そうそう、その手記には色々なことが書かれていました。
 さすがにイリヤさんのことは少ないですが、貴方のことや、特に凛、桜さんのことはずいぶん昔から書かれています」
「ちょっと待てーッ!!!」
 とても聞き捨てならなかった。

「……ちなみに、俺のは何て書いてあった?」
 非常に気になったので、念のため聞いてみる。

「聞きたいのですか?
 あんまり聞かない方が良いと、忠告と警告の両方をさせていただきます」
 なぜそこで赤くなるんだ、カレン。
 そんなに恥ずかしいコトが書かれているのか!?

「いや、聞かなくたってわかる。どうせ俺の弱みかなんだろ?」
 あの神父が残したものなら、どうせロクなもんじゃない。

「そうだといいですね」
「……違うの?」
「やっぱり聞きたいですか?」
「いいっ! 余計に聞きたくないっ!」
 俺が甘かった。もっとロクでもないものだったらしい。

「参考ですが、凛と桜さんには、彼女達のことが書かれたコピーをそれぞれ渡しました」
 な、なに、そんな面白恐ろしいコトを!?

「……ゴホン。えーと、参考までに、どうなったんだ?」
 聞くのは怖いが、どうなったかは聞いておかないと、もっと怖い。

「凛には、宝石剣で追いかけられました。……危なかった」
「だろうな」
「桜さんは、黒くなりました。……怖かった」
「そんな勇者な君には、俺から勲章をあげたいよ」
「……いりません」
 その手記には本当に何が書かれてあったか、実に気になる。
 が、それは俺が興味を持ってはいけない気がした。

「それで、ちょうどその手記が今ここに……」
「何、まだ持っていたのか!?」
 怒り狂ったあの二人に追いかけられて、よく消し炭にならなかったものだ。

「写本は二冊。精巧につくりましたから」
 だからこれが本物の原本です、とシスターは件の手記を胸元から取り出す。

 それは皮で丁装されて、見た目には普通の手帳に過ぎない。
 だが、書かれている内容のことを思えば、妖気が漂っているようにも思える。
 おぉ、何だか見ていると、だんだん、その本が近づいてくる――。

「――はっ!?」
 いつの間にか、その本に手を伸ばしかけていた。
 慌ててその手を引っ込める。……危ないところだった。

「チッ」
 カレンは舌打ちした。
 これを見せて、俺の逃げ場を失くそうとしていたようだ。

『――ヒッヒッヒッ』
 見ていると、その本の表紙にほくそ笑む悪魔が見えた気がする。
 恐ろしい、すでに魔本の類になっている。

「――ふふふふ」
 で、持っているカレンさんも、微笑んでいたりします。
 要するに、最悪だった。

「……それにしても、よく生き残れたよな、お前」
 写本を引き渡しただけではすまないだろう、あの二人が怒ったなら。
 俺はそれに関しては専門家だからわかるのだ。

「うふふ」
「……まさか、お前!?」
「ちょうど私には、二匹の子羊がいましたので。……主に感謝です」
 おぉ、ランサーとギルガメッシュに救いあれ。
 あいかわらず酷い冷遇されてるな、二人とも。マスター運がないにもほどがある。

 しばらく二人の姿を見ない時があったが、それが原因か……。

「おい、そんなことより、さっきの人の話はどうなったんだよ?」
「そんなこととは酷いですね。
 貴方には多少ショックな話かもしれないので、ワンクッションを入れたというのに」
「いや、さっきのも十分ショックだった」
 そんな手記は、さっさと処分してもらいたい。

 いざとなったら、俺がここでカレンからとりあげてもいい。
 その場合、間違っても中身を見てしまったら、俺は平行世界無限地獄とか、底なし真っ暗闇極楽地獄とかのデッドエンドになりそうな気がする。つーか、カレンなら事故に見せかけて、絶対俺に見せる。確実に。
 ……やはり、俺なんかが触れてはならないものだ、アレは。

 いっそのコト、遠坂の家にある宝箱にでも封印したい。
 ……いやダメだ、あの中には魔本に匹敵するヤベーもんが入っていたじゃないか!
 合体したら、それこそ取り返しがつかない。

 くっ、なんてモノを遺してくれたんだ、言峰の野郎。責任をとれ、責任を!
 ……ついでに言えば、目の前のシスターのことも責任もって認知しとけよってなもんだ。

「あんなものを父と思ったことはありません」
「……」
 テレパシーされるのも、いい加減慣れてきた。
 だから、俺はカレンを睨みつけて、先を促す。

「……なぜ照れる」
「いえ、貴方に見つめられたから。……ぽっ」
 だぁー、どうしてそこでそんな反応をする。
 このシスター、俺を玩具にしているとしか思えん!

「はい、その通りです」
「……」
 もう、何も言うまい。
 お家に帰りたくなった。自棄料理して、セイバーに食べさせて、癒されたい。

「わかりました、お話します」
「うん、そうして」
 涙が出そうだった。

「……あの彼のことは、この手記にも書かれていると話しましたね」
「ああ」
 俺は神妙に頷く。

「――率直に言います。
 目を覚ましたという女性は、貴方と同じく十年前の聖杯戦争の被害者です」
 それを聞くと、頭を鈍器で殴られたようなショックを受ける。
 なぜ、俺は聖杯戦争に符合する“十年前”という言葉を聞き逃していたのか。

 ……多分、俺自身も気がついていなかった。
 記憶の“痛み”が、密かに癒されていたのだろう、時間の経過といっしょに……。

「本当であれば、これから話すことは、あの男性に対しての守秘義務に触れます。
 けれど、同じく聖杯戦争の被害者と当事者になった貴方には、話を聞いて利するものは何一つなく、その責を問うからこそ話します。
 それを踏まえて、この続きをお聴きになりますか、衛宮士郎?」
 カレンの前置きは長い。
 いつだってそうだ。俺の意思を尋ねておいて、実際は逃げることなんてできないのに。

「……話してくれ」
 俺が促すと、わかりましたとカレンは頷く。

「では、もう一つ貴方に訊きます」
「……何が訊きたい」
 自覚する。今、俺の精神は酷く不安定だ。
 もう聞きたくないと、心が揺れている。

「貴方の家族は救われず、彼が待っていた女性は救われた。
 ……それをどう思いますか?」
 どう答えればいいのか、カレンは問い続ける。

「嬉しいですか?」
 そう、その女性が救われたなら祝福すべきことで、嬉しい。

「悲しいですか?」
 そう、俺の家族は救われなかったから、悲しい。

「憎いですか?」
 そう、俺の家族は救われなくて、憎い。

「羨ましいですか?」
 そう、俺の家族が救われなくて、その女性は助かったのだ。
 憎いぐらいに羨ましい、と思う。

「怒りを感じますか?」
「当たり前だ! 俺の家族が救われなかったことも、その女性がそうなった境遇にも、あの場で無残に死んでいった人達も、それらを救えなかった俺自身も!」
 思わず叫んでいた。

「やはり、貴方は許せない人なのですね。
 最後の質問に、一番感情が揺れ動きました。それは貴方らしい」
「……それで、俺を怒らせて一体何なんだよ」
「ただの確認です」
 カレンは実に素っ気ない。

「いいですか、続けても?」
「ああ、聞かせてくれ」
 ささくれだった心は、疑問に対する答えが欲しい。

「十年前、二十歳を迎えたあの男性と女性は、この教会で結ばれるはずでした」
「そ、それは、また……」
 いきなり気の滅入る話だ。
 幸せの絶頂から、一気に不幸への転落である。

「そして、あの“出来事”が起こり、その女性は突然倒れました」
「? 突然……倒れた?」
「はい」
 どういうことなのか、その言い方は引っ掛かる。
 俺と同じようにあの火災に巻き込まれたというのなら、その表現はおかしい。

「結論から言うと、その女性は霊的な感受性が強かったのです」
「霊的な感受性? ……例えば、アンタみたいな?」
 カレンは複雑な素振りを見せつつ頷いた。

「私は“悪魔憑き”限定ですが、その女性は人の心を感じやすい体質だったようです。
 正式に魔術などを学んでいた形跡はなかったので、生まれながらの異能者ですね」
 魔術師は代々血を残す過程で魔術回路を増やし鍛え、様々な能力を開花させるが、常人の中でも極稀に様々な能力を有した者が生まれる。

 カレンの場合が、その特異な例に当たる。

 ――――“被虐霊媒体質(ひぎゃくれいばいたいしつ)”。

 悪魔憑きが側にいるだけで、その憑いた悪魔が引き起こすであろう肉体的な変貌を自身の肉でもって具現化させる。

 ある時、カレンは己の包帯に包まれた左手を見せながら自身の性質を、誇ることも、蔑むこともなく淡々と明かした。
 この能力でもって、人の世に現れる“悪魔”を見つけ出す。
 ……それが私の使命だから、と。

「病院などの記録によると、その女性は他者の心を感じとり、その感情が強ければ肉体に影響――損傷を受けていたようです」
 それは、一種の“悟り”の異能者か。
 聞く限りでは、彼女の能力は“精神感応能力(テレパシー)”に近い。

 少し想像する。
 人間というものは言葉だけで、心を傷つけられて酷い時には死を選び、思い込みで激痛を感じることもある。

 ……その他者の心を、自身の体で体感する。
 荒んだ世の中にあっては、ずいぶんと生き難い能力に違いない。

「ある意味、私よりも万能性の高い異能者です。
 まったく、これほどの異能者でありながら、どこの機関にも見出されていなかったことが果たして幸福だったのか、不幸だったのか……」
 言いながら、自分との境遇を比較しているのだろう、カレンは複雑そうだ。

 何事もなければ、その女性は幸福だったのだろう。
 他人の心がわかるのは苦痛であったろうし、その上で人間関係を築くのはタイヘンだ。
 その境遇にありながらも、彼女は結婚してもいい思える相手を見つけたのだから。

 ……その彼女が、倒れるまでは。

「あの日、そんな彼女が貴方の体感したことを、また彼女自身もまた体感したとしたら、どうなると思いますか?」
「……そ、それは」
 あの日、某(なにがし)の士郎は死んだ。
 肉体が焼ける前に、心が。それほどまでに、あれは地獄絵図だった。

 俺はその死んだところを、親父である切嗣に救われた。
 それで、俺はもう一度命をもらって、衛宮士郎となったのだ。
 それは蘇生というより、生まれ変わりに近い。

「死傷者は、確か六百人以上でしたね。
 恐らく多少の免疫なり、精神防御はそれなりに心得ていたでしょうが、爆発した心の叫びの濁流は止められるものではないでしょう。彼女は受け止めた、受け止めさせられた。……例え、その場にいなくても」
 それがどんなものであるかは、考えるだけで恐ろしい。

「それから、あの男性は眠りについてしまったその女性を助けるために奔走しました。
 ……あらゆる手を尽したその最後に、奇跡を願うため、この教会に訪れたそうです」
 そうだろうな。
 何もできることがなくなれば、人は神仏に祈るしかない……。

「それで、本当にどうしょうもないのですが……。
 あの前任者の神父は、微笑を押し殺し、絶望し、苦悩していた男性を迎えました」
 まったく、本当にしょうがないのだが、あの言峰神父とは、そういうヤツだった。
 それで気になったが、カレンはその言峰神父を、ことさら前任者の“神父”として扱っている。その辺り、認めたくないものがあるのかもしれない。

「その彼に、神父は楽になる方法と、苦悩を続ける方法を提示しました」
「……選択をさせたのか」
 その選択ができないから、教会を訪れたというのに災難な話だ。

「でも、神父にとって予想外なことが起こりました」
「……予想外?」
「一番楽な方法は、忘れることであり、見捨てることです。
 それが当人のためであり、その女性にとっても本望だったことでしょう」
 その想い、女性からするとそうだろうな。
 好きな相手だからこそ、巻き込んで辛い目に合うのは耐えられない。

「でも、彼は父が提示した以上の苦悩の方法を選びました」
 あの神父が驚いたことに、それが可笑しいとカレンは微笑む。

「あの神父の話にどこに感銘を受けたのか、生気を取り戻した彼は、その眠ったままの女性と一生を共にすることを選択したのです。
 法的にも、立場としても守るために、彼はその女性の夫になりました。だから、この教会には新婦のサインを待つ誓約書があるのです」
「……す、すごいな、それ」
 つまり、あの人は愛を貫いたというのか。

「でも、それは美しいことではありません。
 それ以降、この降誕祭前夜に彼は訪れ、神父にその一年分の心の内を打ち明けるようになりました。自身が死を選んで楽になろうとしたことも、彼女を楽にしようとしたことなど、赤裸々にです」
「……」
 愛する人が眠りについて、それが目覚めるまでの間の苦悩。
 誰かに告白せねば、耐え切れるものではなかったか……。

 例えば、俺の身近な誰かがそうなったら。
 藤ねえ、桜、遠坂、セイバー、一成、ネコさん……。
 ダメだ! 他の誰でも、そんなのは気が狂いそうになる。

 ……それでも、あの人はそれに耐え切ったというのか。

「……でも、目を覚ましたんだろ?
 これで、あの人も……」
 報われて、その女性も報われる……。
 俺は儚い希望に、そう思った。

「この話には、続きがあります」
 カレンは、その俺の希望をあっさり打ち砕く。

「本当に、本当に何の気まぐれが働いたのやら……。
 その女性は、眠りに陥る前から、その彼女自身の能力のせいで慢性的に病身でした。それが前任者の神父にとって、思い起こさせるものがあったのかもしれません……」
 これはどうでもいいことですね、と自嘲気味に呟くカレンに、俺はそれに触れるのは憚れた。

「思惑がどうだったにしろ、あの神父は、彼の想い人であるその女性の病院に赴きました。
 可能なら、“癒し”、助けるために……」
 そのことに驚く。
 神父が優れた癒し手ではあることは知っていたが、自発的にそこまでするようなヤツではなかったと思っていたからだ。

「でも、癒そうとしたけど、ダメだった、と……」
「はい」
 その肯定は、今日この日まで彼が待ち続けていたことの証である。
 言峰でも、眠りについたその女性を癒せなかったのだ。

「正確には、神父は彼女に“癒し”を施していません。
 神父がしたのは、彼女が眠り、それまで体を蝕む原因となったその敏感すぎる感受性を封じただけです」
「……手の施しようがなかったのか?」
 俺の問いに、カレンは肯定し、否定もした。

「彼女は、医学的にもいつ目を覚ましておかしくない状態でした。
 それは神父が癒そうとした時に気がついたそうです。彼女はすでに無垢な存在で、癒す必要がなかったのです」
「……それって、どういう意味だ?」
「言葉通り、彼女の心や魂は真っ白になっていました」
 ……なんだ、その報われない話は!

「ショックで殻に閉じこもってしまった心は、開けられる。
 押し流されてどこかにいってしまった魂は、呼び戻せる。
 でも、どこにもなくて消えてしまったものは、どうにもなりません」
 命といっしょです、とカレンはいつもの冷淡な声で言う。

「目を覚ましたというのなら、彼女は記憶を失い、言葉を失い、己が誰かですらわからないはずです。
 まったくの無垢な存在、赤子同然。それも、人として機能すればいい方でしょう」
 言葉がないとはこのことだ。

「そのことは、あの人は知っているのかな……?」
「いいえ。神父は、もう一生目覚めないのだから教える必要もないと思ったのでしょう。
 彼によると、病室にいた彼女は年若いまま、美しいままで眠り続けていたそうです。それは時の停止、死と同じですから」
 だったら、あの人は目を覚ました彼女と対面して、また絶望するのか!

「ほら、そんな人間が目覚めたって、待っていたあの人は辛いままだと思いませんか?
 最初に試練と言ったのは、そういうことです」
「……そう、か」
 もしかしたら、目覚めなかった方が良かったと、あの人は思うかもしれない。

「私は確認しましたね。
 貴方の家族は救われず、彼が待っていた女性は救われた。
 ……今の話を聞いた後では、それをどう思いますか?」
 カレンはさきほどの問いを、容赦なく繰り返す。

「嬉しいですか?」
 わからない、わからないよ、そんなことは……!

「悲しいですか?」
 悲しい。待ち続けていたというのに、報われないのが悲しすぎる。

「憎いですか?」
 この話をしたカレンを憎みそうだ。殺意を覚えるほどに。

「羨ましいですか?」
 羨ましいなんて、口が裂けても言えない。言えるはずがない!

「怒りを感じますか?」
「……くそっ、くそっ……!」
 どこにぶつけてもいいかわからない怒りに猛る。
 しかし、間違ってもこの怒りをカレンにだけはぶつけてはいけない。

 カレンは、何も悪くない。
 話をしてくれと頼んだのは、俺なのだ。

 それでも、それでも……!

「衛宮士郎、あの二人の苦悩は、あの二人のもの。
 それに貴方が苦悩し腹を立てるのは、お門違いと思いませんか?」
「それでも、俺は……!」
 カレンの言うとおり俺はそれに関しては無関係だ。
 けれど、自然と渦巻く感情はそれを許してはくれない。

「その感情の正体は、同情、憐憫というものですか?」
「なぜだ、こんな不条理なことに怒って何が悪い!」
 これに怒れなくて、何に怒れというのか。
 俺の親父も、この不条理に怒って“正義の味方”なんてものを志したのだと、様々なこと経験した今だからこそよくわかる。

「幸福の定義も、不幸の定義も、人それぞれ。
 他者がそれを決めるのは、“独善”と“偽善”と呼ばれる行為です、醜いですね」
 そんな小利口で、小奇麗で、ご立派な言葉はいらない。
 それで世の中は、少しも温かくならない、痛みは和らがない、腹も膨れない!

「もちろん、私は貴方のその考えを変えようと思いません。
 それこそ、“独善”と“偽善”ですからね。私は事実を述べて、それを問うのみです」
「……救いは、しないんだな」
 当然です、と微笑を湛えるカレンは、あの神父と同じく迷いをさらに迷わせる導き手だった。

「そして、私はもう一つ言わねばなりません。
 望むと望まざるに関わらず、あの不幸を巻き起こした聖杯戦争の勝者になり、あの二人を救う可能性のあった聖杯を放棄した貴方に……」
 まだ、あるのか。本当に容赦がないな、カレンは。
 ハハハ、と怒り狂って笑ってしまいそうになる。

「間接的とはいえ、こうして聖杯戦争の被害者になった二人を貴方は知りました」
 また、重い枷を知ることになった。
 重くて重くて、押し潰されそうになる。

「貴方は、あの場で本当の家族を失い、多くの死を目の当たりにした……」
 時々は夢に見る。焼き付けられた記憶は、忘れようがない。
 けど、両親のことは、それまでの想い出といっしょに燃えて、思い出せなくなってしまったことを申し訳なく思う。

「貴方を救い育てたのは、衛宮切嗣。
 けれど、彼は聖杯戦争の加害者の一人であり、その最期はそれに苛まれて亡くなった」
 確かに、親父はあの悲劇を生んだ一因を担った。
 けれど、俺はその悔やみを知っているから、親父をどうあっても恨むことができない。

「引き裂かれた実の姉妹、遠坂凛と間桐桜。
 それぞれの孤独と苦しみを、貴方はもう知っていますね?」
 色々あって、今や大切な家族になった二人。
 聖杯戦争に巻き込まれる前は、そんな二人の関係も、桜に起きたことも知らなかった。
 その原因となったのも、やはり聖杯戦争……。

「アインツベルンの姫、イリヤスフィール。
 彼女は、これからもずっと聖杯という一族の妄執を背負うのでしょうね」
 わかっている。本当の意味で、まだイリヤは救われていない。
 聖杯、それを手にするまで彼の一族は諦めない。俺にその解放ができるのか、全てはこれから。

「その他にも、貴方は多くの知り合いに苦しみと悲しみを知っていますね?」
 そうだ、あの聖杯戦争は多くの人の人生を翻弄してきた。
 これからも、ずっと多くの人の人生に影響を与えていくのだろう。

 カレンは、その耳を塞ぎたくなるような一つ一つを挙げて――。

「――それらを前にしても、貴方はやりなおしを求めないのですか?
 正義の味方として、それを成そうとは思わないのですか?」
 何て残酷な問いだろう。

 いつか、あの神父に。
 いつか、あのセイバーに。
 いつか、あのアーチャーにされた問いを、カレンに問われるなんて。

「ああ、俺は求めない。例え、どんな犠牲があったって、やりなおしだけは求めない。
 俺達にできるのは、生きている現在(いま)と未来にあると信じている!」
 吐きそうになりながらも、精一杯の強がりでもって答える。

 やりなおすことなんて、できるはずがない。
 それはいかなる奇跡、聖杯、魔法であっても覆すことはできない。
 例えできても、してはいけないと思うのだ。

 だって、俺はもうその事実を、その慟哭を知っているのだ。
 その時点から遡る奇跡に、何の意味があるのか。
 それから逃げてしまったら、残されたものはどうなるというのか。

 俺は、それらを見捨てることだけは、したくない……!

「……よく言いました、褒めてあげます。
 衛宮士郎、その背中にかかる無力感という重みを忘れないよう一生足掻きなさい」
 カレンはそんな俺を滑稽だと嘲笑する。

「……俺は忘れない」
 そう、俺にできることは、忘れないことだ。
 忘れないように、もう二度と悲劇を繰り返さないようにするのが、俺にできる全てだ。

 でも、それは自分で決めたことなのに、なんて辛いのだろう……。

「ずいぶん話し込んでしまいましたね、刻限です。
 今晩の祝宴は、これでお開きにするとしましょうか」
 祝宴の発案者として、カレンはこの日の終わりを告げた。

「それはそうと、最低な顔をしていますね、衛宮士郎。
 その顔でみなの所へ戻る前に、顔を洗っておいた方がいいでしょう」
 だろうな、感情が高ぶりすぎて自分でもよくわからなくなっている。
 一度、頭を冷やさないことには、何かに当り散らしそうだ。

「……はぁ。先程の話で、何に落ち込んでいるか私にはわかりませんが……」
 カレンの溜息混じりの声に、鈍い足取りで礼拝堂を後にしようとしていた足が止まる。

「さっきの彼ですが……。
 それでも、『自分は幸せだ』と言うと思いますよ」
「…………え?」
 カレンの言葉に、俺は耳を疑う。

「十年間待ち続けるほど、純真一途で愚かな彼です。
 その好きな相手が目を覚ましたのなら、その彼は迷いなく幸せだと答えるでしょう」
 我慢、はできそうになかった。
 握り締めた拳を震わせて、耐えようとしてもダメそうだ。

「……そう、なのかな?」
 どうして、どうして、そんな優しいコトを言う……?

「人は、それほど弱くないということです。
 それは十年前に孤独になった貴方は、今の貴方が孤独ではないことがその証ではないですか」
 だからそんな顔するのは貴方らしくもない、とカレンは言う。

 俺は幸せだ。
 失ったものは多すぎるけれど、この十年間は決して不幸なんかじゃなかった。
 それに文句を言ったら、それこそ藤ねえに打ん殴られてしまう。

「……何を泣きます、衛宮士郎?」
「いや、だってアンタがそんなこと言うからさ」
 よりにもよって、カレンからそんな救いの言葉を聞くとは思わなかったから。

「事実を言っているだけです。
 そうですね……二年後には、あの二人は誓約書を完成させるかもしれませんね」
 まるで、予言のようだった。

 ……果たして、その二年後。
 予言は事実その通りになるが、その頃カレンはその二人を見届けることはなかった……。

「……少しは落ち着きましたか?」
「あっと、悪い」
 感極まってカレンにすがっていた俺は、優しく抱かれ、背中を優しく撫でられていた。
 それは、さながら聖母のように。

「なら、今すぐ私から離れなさい。すがりつく相手が間違っています、この節操なし」
「……悪かったけど。節操なしは、人聞きが悪い」
 それ以上酷いこと言われないために、俺はカレンから離れる。

「そうですか? このまま私は人気のない礼拝堂で押し倒されるかと思いました」
「するかっ!」
「私は構いませんが」
「……構ってくれ」
 そのカレンは、いつもと同じ平静なままだ。
 何だか、ボロボロ泣いている俺の方が馬鹿に思えてくる。

 それでも、腕の中にあったカレンはあまりに儚かった。
 そのカレンこそ、誰かが抱いていてやらないといけない気がした。

 でも、それは俺の役目じゃない。
 カレン自身が背負う境遇を不幸でないと微笑む彼女を、ゲラゲラ笑い飛ばせるぐらいネジの飛んでいるヤツじゃなきゃ、そりゃ無理っぽい。
 ……そんなのがいるのか疑問だが、いるのならお似合いだろう。

「……今度は、どうして笑うのです?」
 突然、可笑しくなってしまった。
 笑い終えると、礼拝堂の最奥、十字架の祭壇の上を仰ぎ見る。

 透かし窓からは、偶然にも雪雲から覗く月明かりが差し込む。
 その明かりは、俺とカレンを照らし出す。

 ――――俺とカレン。

 人の縁も運命が決めるというのなら、この出会いを定めたカミサマにとやらに、恨み言と、少しだけ感謝しよう。

「なあ、カレン。俺はカミサマなんて信じたことはないけどさ。
 やっぱり、カミサマはいるのかな?」
 問いを発した時、そのカミサマが落胆したように月明かりは雲に消えた。

「さあ? 少なくとも、私は見たことはないですね」
「シスターのクセに、不可知論者みたいな言い方だな」
 それがカレンらしかったので苦笑する。

 賢者は言う。
 いるとわからなければ、いるとはわからない。

 ……実に賢い言い方だ。
 だから、いないとわからないから、いないと否定もできない。

「例え見えなくとも、私はその存在を感じることはありますよ」
「……へえ、どんな時に?」
 カレンの言うカミサマとは、どんなものだろう。

「貴方が苦悩しているのを見て、この身が震えそうな喜びを噛み締めている時ですね」
「えーと、するとナンですか、このワタクシめが不幸だと、アンタは嬉しいと?」
「ええ。私にこのような糧を与えてくださったことに感謝です」
 すっごく恍惚とした顔で言ってくれます、この真性性悪シスターは。

 あくまです。やっぱり、あくまですよ、この人は……!
 ここまで言われれば、いっそ腹も立たない。

「あら。そのわりに泣きそうに見えます。……慰めてあげましょうか?」
「もう抱きついたりしないから安心しろよ」
 ただ単に、人生空しくなっただけだから。

「貴方こそ、主の存在は信じないと言いましたね」
「ああ、言ったな」
「では、啓蒙させていただきます」
「改宗しようにも、俺は無宗派だけど……」
 知っています、とカレンはやけにヤル気なので止めることができない。

「主の愛は偉大で、この世界で時折起きる慈悲の奇跡もまた偉大です。
 ですが、その愛は等しく残酷です。
 十年前生き残った貴方こそが、その主の戯れを良く知っているのではありませんか?」
「……なるほど、それは道理だな」
 反論はできなかった。

 言うなれば、カレンが俺を虐めるのはカミサマの思惑なのだ。
 で、さっきのカレンの救いの言葉は、極稀に起きるカミサマの慈悲と同じ。

 ……どちらにしろ、救われないってコトには変わりない。

「だけど、俺は人を不幸にするカミサマは嫌いだから信じない」
「……子供ね、貴方は」
「ほっとけ」
 ふふ、とカレンはそんな俺を楽しそうに微笑むのだった。



<履歴>
掲載日:2007/01/13

お祝い:「メリークリスマス」


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