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  • 2007/01/21(06:49:33)
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* 第二章 第三節「キミの一番星 後編」

○「Fate/エミヤを継ぐ者」:
 第二章<白き聖杯、黒き聖杯>
  ~第三節 キミの一番星 後編~


作者:White Snow
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「みんな、おはようー……」
 食卓に朝食の準備が整う頃、遠坂が起きてきた。
 百年の恋も冷める――俺は冷めたりしないが、あいかわらず眠そうだ。

 それでも髪には寝癖はないし、制服には皺一つなく完璧に着こなしている。
 朝は苦手でも隙なく身だしなみを整えてくるのは、優等生としての矜持なのだろうか。

「……おはよう、遠坂」
「……おはようございます、遠坂先輩」
「凛、おはようございます♪」
 そんな遠坂を、ごく自然に三者三様で迎える俺達。

「うぅ~、眠ぃ~。しろぉ~、牛乳ちょうだい~」
「ああ」
 ふらふら~と席に着いた遠坂に、牛乳を注いだコップを出してやる。
 毎朝のことだが、遠坂はこれがないと目覚めてくれない体質らしい。

「っぷはー、冷たくてこりゃ効くわ~」
 牛乳をビールか何かのように一気に飲みすると、遠坂の表情に知性が宿る。

「? ねえ、セイバーが妙にご機嫌で、士郎と桜は疲れてるわね。どうかした?」
 さすが遠坂。寝起き直後だというのに、その観察眼には恐れ入る。

 が、それ以上は言ってはいけない!

「遠坂、人間関係は礼に始まり、礼に終わるんだ。……だから、おはよう」
「う、うん、おはよう……?」
 俺の態度に、遠坂は触れてはならぬことを察知したらしい。
 ……そう、セイバーのおかずがいつもより一.五倍多くても指摘してはいけないのだった。

「――おはようございます」
 TVからも時報といっしょに爽やかな挨拶が聞こえてくる。

 時間としては、だいたいいつも通り。
 桜の朝錬がある時の朝食は、だいたいこんな時間になる。

 さて、色々あったが気を取り直すとしよう。

 今朝の献立は、全体としては和食風だ。
 焼き物は、カマスの塩焼き。吸い物は、ネギとなめこの味噌汁。
 その他、出汁巻き卵、スライスアーモンド入りの蒸しカボチャ、大根の京風煮、ツナ乗せ野菜サラダ、インゲン豆の田楽、白菜の浅漬け七味のピリ辛風味が、副菜として食卓に彩りを添えている。
 ご飯のおともには、定番の味付け海苔と納豆の他に、とろろめかぶさえ完備している。

「いつもながら、見事です」
 その食卓を見て、セイバーは感嘆の声を上げる。
 そうだな、セイバーを喜ばせたくてレパトリーを日々増やしているようなもんだし。

「はぁ……、何で朝からこんなに豪華なのかしらね」
「用意しておいて言うのもヘンですけど、ついつい食べすぎちゃいますよね……」
 遠坂と桜は、食卓を前に複雑そうである。

「では、それを――」
「ダメよ」
「ダメです」
「……はい」
 神速の反応にセイバーは、しゅんとなる。

「……なんだかな」
 あまりにいつも通りの朝で、苦笑してしまう。

 いつもの朝にはもう一つ足りないものがあるが、それはもうじきやってくるだろう。
 学校に遅刻することはあっても、ご飯時に遅れることはまずないのだから。

 ……ずどどどどどど。

 そらきた。
 遠くの方から、地響きのような足音が聞こえてくる。

「先輩、浅漬けです」
「お、サンキュ。どうだ、いい感じに漬かってたか?」
「はい、いい塩梅に漬かってます」
「それは上々」
「士郎、おしょうゆとって」
「ん、了解。ほら、遠坂」
「ありがとー。士郎はサラダ、塩で良かったわよね」
「多謝」
「シロウ、私にも卵をお願いできますか?」
「おう。……おっと悪い、セイバー、そっちの皿くれるか?」
「はい、どうぞ、シロウ」
「サンクス」
 慣れたもので、みんな動じてない。

 ……ズドドドドド、キキーッ!!!
 その地響きは音を増して、ちょうど居間の前で急ブレーキ。

「おっはよーっ、みんなーーーー!!!」
 それとともに、藤ねえが飛び込んでくるのは毎朝のことだったりする。

 いつものことなので、俺達も元気に「おはようございます」と言って迎える。
 ここで少しでも元気がないとやり直しさせられるので、全員元気良くしないといけない。

「んんっ、みんな元気ねー☆」
 まさにお日様のような笑顔の藤ねえ。
 徹夜明けの寝不足状態だと、焦げ付くぐらいに眩しく感じられること請け合いである。

「あのなぁ、藤ねえ。毎度のことながら、もう少し静かに来れないのか?」
「あーん、お腹空いた。士郎、ご飯っご飯っ、ご飯~っ!!!」
「……」
 聞いちゃいねぇ。
 これで十月になったら二十五歳になるのだから、いい加減しっかりして欲しいものだ。

 あだ名、“タイガ”。
 禁句、“タイガー”。
 そして、“冬木市の虎”の異名で親しまれ、密かに冬木市ではわりと有名人。

 ――――藤村 大河(ふじむら たいが)。

 知り合った時は、間違いなく天敵だった。
 なにしろ、藤ねえは昔から騒がしかったのだ。

 呼んでもいないのに、毎日やってきては食事の支度ができてなかった時は暴れたし。
 料理を始めたばかりの頃は、不味い不味いとブーブー文句を言ってくれたし。
 一人にして欲しいのに、どうでもいいことばかり話しかけてきて、正直すごく鬱陶しかったし。
 今じゃ、ほぼ朝晩の食卓にいるし、たまにお風呂して泊まっていく居候状態だし。

 でも、雨だろうが台風だろうが顔を出してくれていたのだ。
 でも、文句を言うくせに残さず食べてくれていたのだ。
 でも、いつも俺が辛い時には必ず側にいてくれたのだ。
 でも、藤ねえがいないと、この家は広すぎて、静か過ぎるのだ。

 その藤ねえの騒々しさに、俺はずいぶん救われていたと思う。

 俺にとって、藤ねえが天敵なのは変わっていない。
 でも、今は藤ねえを姉貴みたいに思ってる。

 そんなつきあいを、俺と藤ねえは十年近く続けていた。

 タイヘンに人騒がせな大人物ではあるが、俺が通っている高校の英語教師にして担任でもあるから驚きだ。
 もっと信じられないことに、これでも立派に英語教師をしているのが信じられねー。

 俺が穂群原学園に入学して、藤ねえが教師側に立っていたのを見た時には、マジ絶叫しかけたし。
 そのおかげで柳洞一成に目をつけられて知己になるワケだが、それはまた別の話。

 ……そういえば。
 大学卒業間際に、近所で就職が決まったって喜んでいたよな。迂闊な話だ。

 教職を目指しているとは聞いていたが、あの性格だからてっきり小学生の方だとばかり。
 かつての俺の母校、そこで藤ねえの教え子になるだろう将来ある小学生に同情したものだが、それが我が身になるとは……。

 穂群原学園の入学式当日。
 道理で、その日の藤ねえは、朝から俺の顔を見ると吹き出しそうになっていたはずだ。
 きっと、俺が入学式で驚くのを見越して、ほくそ笑んでいやがったに違いない。

 確かに、あれは俺の人生の中でも最高のドッキリだった。
 この裏には、藤ねえの祖父――藤村組の組長さんが糸を引いていると俺は絶対に確信している……。

「……落とすなよ」
「うん、ありがとうね、士郎♪」
 やれやれと思いつつ、俺は藤ねえに茶碗を渡す。

 ともかく、藤ねえを加えた五人。
 これで、衛宮家の全員がそろった。

 何かと騒がしい衛宮家の面々だが、ここにいるのは俺の家族だ。
 血の繋がりはないけれど、それが何なのか。

 一度失って、もう一度手に入れた家族。
 俺の大切で、大事な人達。
 何より守りたいものが、ここにある。

「――もう、士郎も笑ってないで、いい加減止めてあげたら?」
「え?」
 遠坂に言われて、はっとする。
 ご飯、味噌汁、お茶が全員に行き届いたか確認するついでに、みんなを見回していたら呆っとしていたらしい。

「セイバーちゃん、それ絶対に多いわ!」
「くどいです、タイガ。それは目の錯覚のせいです」
「そんな大きくて多い目の錯覚があるかーッ!!!」
 いつの間にか、藤ねえがセイバーのおかずが多いことに気づいて騒動となっていた。

「藤村先生……」
「……しょうがないわねー」
 そんな二人を苦笑しながら生温かい目で見ているのは、遠坂と桜だ。

 あー、本当に騒がしいな。
 けど、その騒がしさが妙に心地よい。

 その時、自覚する。
 俺は、さっき無意識に笑っていた。
 楽しいから、嬉しいから、自然に笑っていたんだ。

 ……泣けるほどに。

「ちょっ、ちょっと、どうしちゃったのよ。士郎、アンタ大丈夫?」
「シロウ?」
「先輩?」
「え!? 士郎、お腹空きすぎちゃって、ヘンになっちゃった?」
 ほら、俺の様子がおかしいことに気づいて、みんなが俺の顔を覗き込んでくる。
 本当に心配性だから、些細なコトで感動している暇もない。

「藤ねえじゃないんだから、そこまでは飢えてない。
 目にゴミが入っただけだから、別に気にすることもない。……もうとれたしな」
 軽口で応えておいて、その間にわずかに滲んでいたものを拭ってしまう。

「今日はそれで我慢しろ、藤ねえ」
 騒がしいので、藤ねえの皿に俺の出汁巻き卵を移す。

「じゃ、食べよう。せっかくの料理が冷えたら、もったいないからな」
 みんなを食事に促すと、俺は「いただきます」してから食べ始める。

「……何だ、みんな、食べないのか? うまいぞ」
 口をもぐもぐさせながら見回す。
 それで本当に俺が何でもないことがわかったのだろう、苦笑して各々手を合わせる。

「――いただきます」
 こうして、衛宮家の賑やかな朝が始まるのだった。



「や~ん、あいかわらず美味しいわね、桜ちゃん♪」
「ありがとうございます、藤村先生」
 桜がつくった味噌汁を一口して、絶賛する藤ねえ。

 確かにこの味は、なかなか出せるものじゃない。やるな、桜。
 このなめこの滑(ぬめ)りと、ネギの風味がまたいい。
 和食に関しても、俺の牙城を崩す存在になってきていることをまじまじと感じる。

 その他にも、旬である夏野菜の静かなる一角――完熟カボチャと、スライス&ローストしたアーモンドをいっしょに蒸しただけの料理が、思いの他美味いのである。
 香ばしいアーモンドの食感が、カボチャの甘みによく合うものだと感心する。
 この組み合わせを自然にチョイスできる桜のセンスには、本当に目を見張るものがある。

「こうなったら、桜ちゃん。……君の味噌汁が毎日食べたい、結婚しよう」
「え、えーっ!?」
「ぶふっ」
 何を血迷ったのか、桜の頬に手を添えて真剣な顔してプロポーズする藤ねえ。
 その桜は、突然のことで固まっている。
 で、俺は味噌汁を吹きかける。

「ふ、ふふふ藤ねえっ、桜になんてコトを……!」
「やぁねー、冗談よ、冗談♪」
 手をヒラヒラさせながら、藤ねえは桜から離れる。

「ん~、でも本当に残念ねぇ、私がもし男だったら桜ちゃんを絶対にお嫁さんにするのにね」
 がはは、なんて笑いながら、藤ねえはご飯を豪快にかっ込む。
 藤ねえの場合、性別以前に人間か野生かの選択を最初から間違えていると思う。

「そ、そうですね。藤村先生が男の人だったら、ステキかもしれません」
「桜、やめとけ。苦労するぞ」
 桜のため、横合いから忠告を挟んでおく。

「こらぁ、どういう意味よ、士郎!」
「現在進行形で苦労している俺の経験談だ」
 俺の真顔の言葉には説得力があったらしい。
 食事中は滅多にペースの崩れることのない遠坂とセイバーの肩が微かに震えているのを、俺はしっかり見逃していない。

「うわぁん、桜ちゃん、士郎が虐めるの~」
「はいはい、私は藤村先生のこと好きですよ」
「あ~ん、桜ちゃん、何ていい子なの~~!!!」
 泣きすがる藤ねえを、苦笑しながら宥める桜。
 どう見ても、藤ねえが手のかかる子供で、桜は母親か姉みたいだった。

「そうね、わたしは士郎がもし女の子なら、お嫁さんに欲しいわね♪」
 “もし”の話に興が乗ったのか、ここで遠坂流の冗談が炸裂。

「あ、それだったら、私も先輩をお嫁さんに欲しいですねっ!」
「おお、それでしたら私も求婚に名乗りをあげることも、やぶさかではありません」
「ダメよ! 士郎のお婿さんになるのは、私なんだからー!」
 おい、ウソ泣きがバレバレだぞ、藤ねえ。

 やれやれ、あからさまに俺をダシに楽しんでいるのはわかるが……。
 なぜに、俺がお嫁さん?

「……だって、良かったわね、衛宮くん♪」
「……」
 男としては、喜んでいいのか複雑である。

「遠坂が男だったら、か……」
「あ、ちょっ、何を想像してるのよ!? しなくていいから!」
 悔しいので、俺も遠坂が男だったらと想像してみる。
 ふむ、今でも十分漢らしい遠坂だからな……。

 ……俺はイメージする。
 最強の遠坂を……おっと違った、漢らしい遠坂を――!

『――おめーら、やっちまいな』
『ヘイ、兄貴』
 脳裏に、妙に頼りがいのある学ラン風の遠坂が浮かんだ。
 シチュ的に、こうアーチャーやランサー、バーサーカーを手下にして不良どもに啖呵きってる感じ。

「兄貴」
「嬉しかないわよっ!」
 褒めているのに、遠坂は怒ってしまった。
 ……なぜだ?

「わかった、もう一度やってみる」
「しなくていいって言ってるでしょ!!」
 遠坂の不興を買ったので、もう一回チャレンジ。

『――ここは奢るからね、好きなものを頼みなさい』
『イヨ、部長~太っ腹!』
『いやいや、部長、ごちそうになりますな』
『わー、ありがとうございます』
 脳裏に、とっても頼りがいのある部長風の遠坂が浮かんだ。
 シチュ的に、こうOLの蒔寺、氷室、三枝達を連れてのラーメン屋な感じ。

「や、これは何か違う気がする。漢らしいけど、さすがにそこまでは……」
 遠坂が奢るなんて、それは遠坂じゃない。

「うふん、衛宮くんてば意外と漢らしいのね、見直しちゃった♪」
「……待て、悪かった。話せばわかる……!」
 目の前には、ゲンコツを震わせている遠坂さん。
 そのゲンコツ、何だかぼんやり青白く光ってます。命の危機、デンジャー、デンジャー。これが某・神父曰く、「世界を目指せる拳」だろうか?

「あのー、先輩? 私が男の人だったら、どうですか?」
 ここでノアの箱舟かと思うほどの助け舟、恐る恐る桜が手を挙げて訊いてくる。
 この話題に桜が乗ってくるとは思ってもなかったので、かなり意外だ。

「……命拾いしたわね」
 それは遠坂も同じだったようで、拍子抜けしたように拳を下ろす。

「桜が、か?」
「……はい」
 言外に、何かを期待しているような熱心さが感じられて、こちらも真剣に考えさせられる。

『――お兄ちゃん、来てくれたんだね!』
『なんだよ、セイギのミカタの登場というワケかい?』
 脳裏に、儚げな体操服の桜(あくまで短パン)が浮かんだ。
 シチュ的に、体育倉庫でガキ大将な慎二に虐められている感じ。……む、これは今の慎二には失礼か。

「そうだなー、桜が男の子だったら、守ってあげたくなるような……弟かな?」
 桜は妹みたいなものなので、必然的に弟みたいな感じになるだろう。

 ……弟か。
 クラスで兄弟姉妹の話を聞くと、仲の良い悪いは置いといて、羨ましく思うことがある。

 ――――俺は、守れなかった。

 一瞬、気分が悪くなって頭を振る。
 二、三度と深呼吸すれば、気分は落ち着いてくれた。
 吹っ切れたと思っていても、十年前の光景だけは忘れられないようだ。

 そうこうしている内に、思いっきり誤解な視線を感じて絶句する。

 部屋の隅で、「聞いた!? 守ってあげたくなるって、やっぱりそういう傾向がっ!」、「ダメよ、ダメ、不純同性行為なんて! お姉ちゃん、心配だわっ」、「弟……。そういう目でしか私は……」、「そう言っているわりに、なぜ嬉しそうなのですか貴女方は……」と、相談する純情(?)な娘達。

 ……なんでさ。

「ズバリ、本命は柳洞君?」
「そこで一成が出てくるか、ワケわかんねーよ!」
 なにやら怖い質問しないでくれ、頼むから。

 ……それから疑惑に満ちた視線に気まずい思いをしながらも、朝食は再開された。

「おかわりです、シロウ」
「ああ」
 そして、茶碗を差し出すセイバーと目が合った。

 さっきの話の流れで、ふと想像の羽がはばたいた。
 セイバーが、もし男の子だったら?
 ……そうなると、よく食べる男の子だよな、セイバーの場合。

『――パパー、ゴハン~』
 脳裏に、あどけなく微笑むセイバー(幼児)が浮かんだ。
 シチュ的に、ほっぺにごはん粒をつけてる感じ。

「……くっ」
 父性本能に、“偽・螺旋剣(カラドボルグ)”!

 や、習慣とは恐ろしい。
 投影みたく、創造の理念から想像しちゃったのがマズかったらしい。
 そのセイバーの成長過程の中途で、天使の微笑みに出会ってしまうとは……!

「シロウ、何か不当に貶められた気がするのですが……?」
「ううん、そんなコトは全然ないヨ?」
 迂闊な発言だけじゃなく、想像の内にもバッドエンドの危険が潜んでいるとは恐ろしい限りだ。

 しかし、想像の中のセイバーは可愛かった。
 セイバーの子供の頃は、さぞ頬擦りするほど愛らしかったに違いない。

「……シ、ロ、ウ?」
「そ、そういや、桜。弓道部の方はどんな感じだ? 大会、近かったろ?」
 セイバーの剣呑な視線を振り切るためにも、俺は和やかに桜に話を振る。
 元弓道部員としては、気になっていたことは本当だし。

「……話を逸らしましたね」
 セイバーが舌打ちしたげな声が聞こえたが、気にしない。

 俺も、遠坂やセイバー相手にやるようになったものだ。
 経験値がたまって、処世術が上手くなってきたのかもしれない。

「ええっ!? えっと、その……先生、どうなんでしょう?」
 言い淀んだ桜は、助けを求めて藤ねえに視線を向ける。

「ふっふっふっ。よくぞ訊いてくれました。今年の弓道部は一味違うわよぉ。……士郎、おかわり!」
「…………」
 藤ねえから差し出された茶碗を、無言で山盛りにして返す。

「ありがとう~」
「で、どうなんだって?」
「……なんだっけ?」
 受け取ろうとした藤ねえは、キョトンとした顔をする。
 そういうコトを言う子には、ご飯はあげません。

「あーん、士郎、返してよー! わかったわよ、答えるから返してよぅ」
「はぁ……」
 引っ込めたお茶碗を戻すと、藤ねえは泣き顔から笑顔にコロコロ変わる。
 まったく藤ねえは子供かと思う。

「そうそう、弓道部のことだよねー」
 さっきは納豆、今度はとろろめかぶをご飯にかけつつ、藤ねえはようやく本題に入ってくれる。

「いいわよぉ、今年の弓道部は。目指せ、県大会優勝!
 将来的には、インターハイ優勝も夢じゃないわ! 全国制覇よー!!!」
 藤ねえ、本人自身言っている内にテンションが上がってしまったようだ。

「おぉー、すごい強気だー」
 どちらにしろ、今年の弓道部は藤ねえともども調子が良いらしい。

「なにしろ、今回は気合が違うのよね、気合が。
 美綴さんが発破かけてくれるから、みんないい意味での緊張感になってるしね」
「へぇ。美綴さん、がんばっているんですね」
「あの子もね、ムラッ気が玉に瑕だったんだけど、近頃じゃ落ち着いたもんで、鬼に金棒状態よ」
 美綴の活躍を聞いて、遠坂が誇らしげだ。
 こういうところで二人は、親友なんだなぁと思う。

「個人的には、今年の新入生には期待しているのよね。
 美綴さんの弟くん熱心だから、十一月の新人戦の頃には大化けしそうで、ホント楽しみだわぁ」
「あぁ、あの子ね」
「あれ? 実典くんのこと知ってるの、遠坂さん?」
「知ってるも何も、ねぇ?」
 遠坂が思い出し笑いするので、事情を知っている俺は苦笑するしかない。
 遠坂と美綴の賭けは、専ら彼一人が貧乏くじを引いたものだろう。

「むふん、秘密の香りがそこはかとなく!?」
 藤ねえが、野生の勘で何やら察知された模様。……迷惑なことだ。

「何、何、何か面白そうな話でもあるの?」
「教えてあげたいのは山々なんですが、協定がありますので黙秘します」
 興味津々の藤ねえを、遠坂はやんわりと躱す。

 その協定とは、お互いに口外しないということで遠坂と美綴の間で結ばれたものだ。
 当事者の一人である美綴実典は、当然のごとく強制だが。

「あー、秘密はずるいんだぁ!」
「淑女の秘密、ですから♪」
「っく、その年で最強の“淑女の秘密”シールドを使うなんて……。遠坂さん、怖い子……!」
 鉄壁の遠坂笑顔に、藤ねえもそれ以上突っ込めない。

「桜ちゃん……!?」
「ごめんなさい、先生。私、それ知らないんです。……教えてくれなくて」
 難物の遠坂から目標を変えるが、桜は苦笑して謝る。
 もっとも、この手の話題を桜は進んでするような子ではないので、情報公開されなかっただろうが。

「桜、世の中には知らない方がいいこともあるんだ」
「……こうなんです」
「そっか、桜ちゃんも知らないのね……」
 藤ねえは桜がダメとわかると、視線をめぐらせセイバーに目をとめる。

「じゃ、セイバーちゃんは……知っていても無理よね」
「当然です」
 礼節を重んじるセイバーは、桜以上に口を割ることはしない。
 それにセイバーは、あの場にはいなかったので当然のごとく事情は知らない。

「じゃ、士郎は教えてくれるわよねー?」
「こればかりはプライバシーに関することだからな、教えられない。
 藤ねえも先生なら、人の嫌がるようなことは詮索しないコト」
 最後に俺へと目標を変えるが、俺も誰かを笑いものにするのは好きではない。

「うぅー、真っ直ぐに育って嬉しいわ、お姉ちゃん」
「そうだろうよ、藤ねえのおかげだ」
 藤ねえは間違ったことは許してくれないからな。
 真っ直ぐに鍛えてくれて感謝だ。

「……ぐすん、士郎が私に秘密を持つなんて。うるうる~」
 俺の説得に、藤ねえも一応は引き下がる。
 が、諦めてなさそうなので、直接本人にカマぐらいかけそうだ。……がんばれ、実典。

「……まぁ、ともかくだ。
 そういうことなら、桜、応援には行くからな」
 ずいぶんと脱線してしまったが、話を戻す。

「え? 先輩、応援に来てくれるんですか?」
「ああ、豪華な弁当の差し入れ付きでな」
 俺の言葉に、嬉しそうに桜の顔が華やぐ。

「シロウ、あの、私もその弓道の大会に応援に行ってもいいでしょうか?」
 どんなものか興味があります、とセイバーは遠慮がちに言う。
 ……豪華な弁当が目的でないことを祈ろう。

「そうね、綾子の晴れ舞台見てみたいし、可愛い後輩もがんばっていることだし、わたしも応援に行かせてもらうわ」
 むむっ、遠坂が学校関係の大会の応援に参加するなんてかなり珍しい。噂じゃ、そういうことはなかったと聞いていたが。と、言うより、初めてではなかろうか?

 どうでもいいけど、弓道部の男子部員達、当日緊張して手元を狂わせないか心配だ。
 ま、それも修行か、と思い直す。

「俺は別に構わないが。……いいか、桜?」
 セイバーや遠坂が来るとなれば、周囲の視線が騒がしくなりそうだ。
 けれど、桜ががんばっているのだから、俺もそのぐらいで尻込みしていたら情けない。

「はい、みなさんが来てくれるなら心強いです」
 桜は緊張した風だったが、力強く頷いたのが印象的だった。

「これで百人力ね、桜ちゃん」
「はい♪」
 藤ねえに頷いた桜は、本当に嬉しそうだ。

「ね、士郎」
「うん、何だ、藤ねえ」
 急に真面目な顔になる藤ねえ。

「士郎、弓道やめちゃったけど、それからも桜ちゃん、がんばってたのよ。
 今じゃ、風格さえ感じるわ。そうね、今の桜ちゃん、まるで弓やってた頃の士郎みたいよ?」
「そ、そんな、先輩は憧れですけど、私なんてまだまだで……あっ!?」
 俺を密かに目標にしていると告白してしまった桜は、真っ赤になる。

「……だから、しっかり応援してあげてね」
「……わかった」
 弓道部を辞めた俺を、桜はずっと戻るように言ってくれていた。

 弓道部を辞めるきっかけは、怪我だった。
 それを慎二が「見苦しい」と指摘したことで問題になって、それ理由に俺は弓道部を辞めたのだ。
 桜はそのことに対して負い目を感じているのだろうが、その当時の俺は本当に生活費を稼ぐためにバイトを増やそうと思っていたのだ。
 実質、周囲からの圧力を口実にしたとも言える。

 確かに、あの怪我がなければ弓道部には所属していたとは思う。

 そう、弓道は好きだ。
 でも本当にそうなら、弓道部を辞めても、弓道までやめる必要はなかったと思う。
 それに未練がないかと言われれば、どうだろう。……よくわからない。

 昔から、俺は魔術を生涯極めていくものと定めていた。
 藤ねえの祖父――藤村雷画に勧められて弓道を始めはしたが、それは魔術を行う上での精神鍛錬の意味合いが強かった。

 多分、俺の中では、普通の学生時代というシンボルが弓道だったのだと思う。
 遠坂という師も得て、魔術師の道を本格的に歩み始めた現在では、なおさら弓を手に取るのはためらわれる。

 ……魔術と弓道。
 元からそんなに器用じゃないんだから、その境界をまだきっぱり分けられない。
 一つに集中していないと、ふらふらしてしまいそうになる。

 その心の整理もついて、気軽に弓を持てるようになるまでは、まだまだ時間がかりそうだ。
 だから、俺がこの穂群原学園に在籍中、部活として桜といっしょに弓を引けるようになることは恐らくない。
 それでも、桜は俺がいつ戻ってもいいように待っているのだろう。

「桜。俺、応援しているからな」
 そんな桜が俺を目標していると言うのなら、どれだけ成長したのかをちゃんと見届けなければ。

「……はい、先輩。見ていてください」
 桜は真っ赤になりながらも、俺の目から逸らさず言った。

「……おかわりです、先輩っ!」
「お、おう」
 照れ隠しなのだろう、桜は茶碗を差し出す。

「そうと決まれば、力をつけなきゃです!」
「よく言ったわ、桜ちゃん!」
 それからの桜と藤ねえの食欲はすごかった。
 や、藤ねえの場合は、いつも通りなのだが。

「シロウ、私にもお願いします。……大盛りで!」
「……」
 その二人に負けまいと、セイバーが猛追するのには困ったもんだったが。



「ごちそうさまー♪」
「ごちそうさまでした」
 朝錬組の藤ねえと桜が、手を合わせて食事を終えた。

「……と、言うわけで、桜ちゃん」
「……?」
 俺達が何事かと見守る中、藤ねえは悠然と立ち上がり、桜も「……はい」とそれに続く。

「桜ちゃん、腹ごしらえは済んだわね!」
「ハイ!」
 おかげで、もう炊飯器が空状態。

「桜ちゃん、お弁当は持ったわね!」
「ハイ!」
 三段重ねの重箱弁当はさすがに威容なものが……って、それ桜一人分なのか!?

「桜ちゃん、私を甲子園に連れて行ってネ!」
「ハイ! ……はい?」
 弓道に甲子園は関係ないだろ、藤ねえ。

「……えー、ゴホン。……気合、気合なのよ!!!」
「……オ、オッスです!」
 さっきのユーモアをごまかすべく、どこぞのプロレスの入場パフォーマンスなノリで強行突破。

「行くわよ、桜ちゃん。弓道界の星になるのは、あなたよ!」
「ハイ、先生。私、ガンバリます!!!」
 ずびしっ、と星一つない青空を指差し、がっつり桜の肩を組む藤ねえ。
 その二人のバックには、何やらいい感じに夕日の荒海に波飛沫が上がっていた。

「う、海が見えます、シロウ……!」
「あー、わたしにも一番星っぽいのが見えるわ。……固有結界?」
「これが青春か……」
 あまりに熱血な展開に圧倒される俺達。
 見上げた先の空には、指差されたカラスがびっくりしていた。

「じゃ、行ってくるわ。文化祭の準備、がんばってねー!!!」
「それじゃ、お先に行ってきますね、先輩!」
 気合を入れた後は、藤ねえと桜は元気一杯に家を飛び出して行った。

「い、行ってらっしゃぃ……」
 その二人が元気すぎて、見送り組みの俺達は尻すぼみになってしまった。

「すごい気迫でしたね、実に頼もしい限りです。……シロウ、おかわり」
 感心しながらも、セイバーは茶碗を差し出すことは忘れていない。

「……ああ、そうだな」
 頷きながら、条件反射的でご飯をペンペンと盛ってセイバーに返す。

 あれだけがんばっている桜を見ると、俺も負けていられないという気がしてくる。
 俺の目指す先、正義の味方となれるように、色々とがんばらなくては……。

 すっかり俺も桜に感化されて、闘志を燃やしていると――。

「――そんなことより、士郎、ご飯食べないの?」
「……お?」
 呆れた遠坂が指摘した。

「……、……おお!?」
 言われて気づくが、デフォルトで手に持っていたのは、箸じゃなくて杓文字(しゃもじ)だ。
 よく考えなくても、藤ねえと桜、加えてセイバーのおかわり攻勢に終始押され気味で、食べている暇がなかった。

「ごちそうさま」
「ごちそうさまでした、シロウ」
「何っ、もうか!?」
 見ると、遠坂とセイバーはとっくに食べ終わってお茶を啜っているではないか。

 遠坂は別として、いつ食べ終わったんだろうか、セイバーは。
 さっき、おかわりしたばかりのような気がするが。

 とにかく、食べ終わっていないのは俺だけだ。
 こういう時、一人だけ残された給食のようで寂しい。

「い、急ぐよ」
「あら、ゆっくり食べていてもいいわよ」
 微笑む遠坂は、空の食器類を重ねて立ち上がり、台所に向かう。

「……待っていてくれるよな、遠坂?」
「わたし、食後に走りたくないわね♪」
 遅かったら容赦なく置いていくわよ、とその微笑みは語っていた。

「くっ、この薄情者め……!」
 わかりきったことだった。

「シロウ、慌てて食べると消化に悪いですよ」
 セイバーの言う通りにしたいが、一成との約束があるのでしょうがない。
 残すのはもったいなので、箸と口を動かしてペースアップする。

 うむ、冷めかけているけど美味い。
 我ながら上出来だな、この煮物……と、浸っている場合じゃないよな。
 あぁ、桜が作ってくれた料理をゆっくり味わえないのが残念だ。

「はぐっ、はぐっ、むぐぅ、むぐぐっ!? ……げほっ、げほっ」
 慌ててかっこんだせいで、ご飯が喉につまって咽る。

「シロウ、大丈夫ですか?」
 背中をさすりながら、お茶を手渡してくれるセイバー。

「げほっ、く……あ、ありがと、セイバー……」
「シロウ、その程度で咽るようでは修行が足らないようですね」
 今こそ健啖家のセイバーが眩しく見える。

「……精進します」
 剣の師匠であるセイバー。
 俺はその食べっぷりについても、師事してもらった方がいいなと思う今日この頃だった。


<履歴>
掲載日:2006/12/28


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