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*第二章 第三節「キミの一番星 前編」

○「Fate/エミヤを継ぐ者」:
 第二章<白き聖杯、黒き聖杯>
  ~第三節 キミの一番星 前編~


作者:White Snow




「……みゃぅん♪」
 可愛い寝言を背に、遠坂が起きないようにそっと部屋を出る。

 廊下に出ると、ひんやりした空気が気持ち良かった。
 少し肌寒いくらいだが、この火照って緩んだ心身を引き締めるのには丁度いい。

 涼風が入ってくる窓際に立ち、空を見上げる。
 空はすでに明るみ始め、雲ひとつない。
 この分なら、今日は夏らしい一日になるだろう。

「すー……、はー……、すー……、はー……」
 思いっきり深呼吸して、肺に溜まった空気を入れ換える。
 朝の空気は清清しい。
 そうしている内に、だんだん頭が冴えてきた。

「よしっと……ん?」
 タオルを首にかけ、いざ洗面所に行こうとして、ふと気がついた。

 ……ざぁぁ。

 水音が聞こえる。
 外は見ての通り晴れているから、これは雨音ではないだろう。

「誰だろ……?」
 水音は中庭の方からしていた。
 そう呟くが、だいたい見当はついていた。



「――やっぱり、セイバーだったか……」
 縁側に回って中庭に出ると、一人の少女が目に入る。

「……、……♪」
 ホースで庭に水を撒いているセイバー。
 優しいメロディを口ずさみながら、実に楽しそうだ。

 そんな風にセイバーが生き生きとしているからだろう。
 水滴でキラキラと輝き、潤った庭の新緑は生命力に満ち溢れている。

 なるほど。
 ここのところ庭が綺麗に見えたのは、セイバーのおかげなのだろう。

 庭に水撒きをすると、打ち水の役割もしてくれる。
 風通しの良い日本建築だと、気化熱のおかげで幾分過ごしやすくなるものだ。
 きっと、セイバーが気を利かしてやってくれていたに違いない。

「……! …………!!」
 見ていると、セイバーはずいぶんとはしゃいでいる。

 ……ふむ。
 どうやら、水しぶきで虹をつくって楽しんでいるっぽい。

 こうして無邪気にはしゃぐセイバーというのは貴重だ。
 つーか、かなり可愛い。
 なんとも微笑ましいその光景に、自然と笑みがこぼれてしまう。

 見ていると、ちょっとイタズラ心が湧いた。
 声をかけるついでに驚かせようと、忍び足で近づく。

 だがしかし、気配に聡いセイバーだ。
 細心の注意を払って、そろりそろりと近づこうとして――。

「――ぁ!?」
 俺が声をかける前に、セイバーは驚きの声を上げる。

 自身に降りかかる水しぶきに驚いてのことだ。
 虹遊びに夢中になって、ホースの水を上に傾け過ぎていたらしい。

「……ふふ」
 けれど、それが気持ち良かったのか、その霧雨に身を委ねて浴びている。

 その姿は、朝陽に透けていた。

 虹の橋が架かる庭に佇むセイバー。
 白いワンピースとあいまって、彼女の華奢な体のシルエットが浮かび上がって目に眩しい。
 それに、ただ魅せられてしまう。

 そういえば、あの日の夜がそうだった……。

 ――――セイバー。

 先の聖杯戦争の始まりに、突然俺の前に現れた少女。

 本当に、突然だった。
 ワケがわからない内に聖杯戦争に巻き込まれ、ランサーに殺されかけた。

 あの赤い魔石の持ち主――遠坂が助けてくれなかったら、本当に死んでいただろう。
 そして、救われた命を、また理不尽に奪われそうになった。
 それを間一髪のところで、現れたセイバーに救われたのだ。

 朝陽の下にいる少女は、こうして見惚れるほど綺麗だ。
 でも、あの出会いは特別だった。
 きっと、一生忘れることなんてできない。

 ……闇の中、月明かりを背負っていた。

 その金の髪は、淡く輝き……。
 その碧玉の双眸は、どこまでも真っ直ぐで……。
 その青と銀の甲冑の立ち姿は、いかなる穢れを寄せ付けぬかのように清冽だった……。

『――これより我が剣は貴方と共にあり、貴方の運命は私と共にある』

 左手の聖痕の痛みといっしょに告げられた誓いの言葉。
 その声は、厳かで涼やか。

 何もかもが鮮烈で、一目で惹かれてしまった。

 そう、セイバーは綺麗だ。
 その容姿だけのせいじゃない。
 存在として、内からの輝きとして、目の前の少女は目映いのだ。

 尊く、貴く……。
 その輝きに、俺――衛宮士郎という人間は、いつも魅せられてしまうワケで――。

 ……ぱきっ。

「……!」
 しまった。
 呆けてしまって、足元の木の枝に気がつかなかった。

「!? ……あ、えと、その……シロウ。……い、いたのですか?」
 それに気づいたセイバーが振り返る。
 はしゃいでいたと自覚があるせいか、慌てているようにも見える。

「……うん、いた」
 こちらも見惚れていた手前、返答が一拍遅れてしまった。

「?」
「い、いやっ、何でもないんだ」
「ですが、顔が赤い。……シロウ、もしや体調が優れないのではないですか?」
 こちらの様子がおかしいことに、セイバーがヘンに気を回してくる。

「だ、大丈夫だからっ!」
 手を伸ばしておでこに触れようとするセイバーから、ずばばっと離れる。

 動揺している状態でセイバーに触られようものなら、余計に熱が上がってしまう。
 下手をしたら、風邪じゃないのに布団に強制連行されかねない。

「ほ、本当に何でもないんだ……!」
「本当ですか?」
 俺の言葉が信じられないのか、セイバーがにじり寄って来る。

「ぁあもうっ! だから、セイバーに見惚れちまっただけなんだから、全然大丈夫なんだって!」
 ……うぁ、俺、今ものすごいコトを口走ってなかったか?

「……、…………!!!」
 ものすごいコトを言ってしまった後、数瞬遅れでセイバーの顔が真っ赤に染まる。

 他人が動揺すると、逆に冷静になれると聞いたことがあるが、それは嘘だ。
 少なくとも、今の俺とセイバーは互いの動揺が高まっていくばかりで収拾がつかない。

「!?!?!?」
 目が合うと、慌ててセイバーは俺に背を向ける。

「あ、あのな、セイバー……って、うわわっ、つ、冷てっ!?」
 その背中にどう声をかけたらいいか考えている内に、顔に水が降りかかってきた。

「目は覚めましたか、シロウ?
 そのように寝言を言うようでは困ります」
 先程の動揺はだいぶ収まり、少しぎこちなく笑うセイバーがホースを構えていた。

 ……そうか。
 冗談、ということで流してくれたんだな。

「…………ああ、目は覚めた。でも、酷いな。びしょびしょだ」
 髪と顔がずぶ濡れで、胸や背中にも水が伝ってシャツを濡らす。
 傍目には、水も滴る情けない男の図というやつだ。

「驚かせようとした罰です」
 うわっ、しっかり見抜いていましたか。
 これには、はしゃいでいたのを盗み見る真似をしたお叱りも含んでいるとみた。

「ごめん、悪かった」
 後ろめたい気持ちもあったので、素直に謝る。
 心の中では、さっき流してくれたことに対してもいっしょに謝罪する。

「わ、わかれば良いのです。
 それに、私の隙をつくにはシロウはまだまだ未熟です」
 セイバーは俺の未熟を指摘するが、その顔が少し照れているので迫力はない。

「だよなー、ずいぶん夢中になってもんな、セイバーは。うんうん、いいものが見れた」
 そんなセイバーが面白いので、もっと突っついてみる。
 あの光景を撮影してTV投稿することができたなら、『微笑ましいデ賞』みたいのにでも入選できそうだったし。

「っな!? からかわないでください、シロウ!」
 頬を膨らませるセイバー。
 表情豊かにする彼女は、出合ったばかりの頃に感じた張り詰めた様子はない。

 さっきも無邪気にはしゃいでいたのだって、それだけここが気を抜ける場所になっているからだろう。
 自分に厳しすぎるセイバーだからこそ、この家にいる時ぐらいはくつろいでもらいたい。

「はは、悪い悪い。誰にも言わないからさ」
「本当ですよ? 今後、そのことに触れたら、私も本気を出すしか……。フフッ」
 俯き加減に微笑むセイバー。
 あのー、セイバーさん、なんでしょうか、その意味ありげな微笑みは?

「セ、セイバー、一体何の本気をだすと?
 ま、まさか、今でもけっこうキツイ修行がさらにハードになる、とか……?」
 ごくっ、と喉を鳴らして思い切って訊いてみる。

「ハ、何を甘いことを!
 元より剣の道は険しいもの、修行はこれからもっと過酷で厳しくなるに決まっています」
 おぉう、決まっちゃっていますか……!?
 けれど確実に、俺の不用意な言動で“これからもっと”の部分が短期間かつエスカレートになったことは間違いない。……これも自業自得か。

「わ、わかった、修行が厳しくなるのは俺も望むところだ。
 でも、それじゃセイバーは何に本気を出すんだ?」
 セイバーに本気を出されて、真っ二つにされる可能性(?)がだいぶ下がった(??)ので、少し一安心して他に何があったか考える。

「フッ。シロウ、食卓ではどうかご覚悟を」
「バ、バカな! あれで本気ではなかったというのかっ!?」
 あの体のどこに入るというのか、まだまだ満足していなかったセイバーさん。
 そういや食後に、もう少し物足らなさそうにしていましたよね。

「何を言うのです、あんなものは腹六分目です。フフ、ずいぶん遠慮していたものです」
「あ、あれで腹六分目……! 腹八分目まで、まだ二分も入るのか……」
 驚愕のセイバーの新事実。
 衛宮家、エンゲル係数十割突破の危機だ。

「しかも、デザートは別腹」
「ヒィィ!」
 OH、ジーザス!
 騎士王改め、暴食王ここに降臨。

「すいませんすいません、絶対誰にも言わないから、どうかっ、どうか~!」
「……その反応は、ちょっと複雑です」
 やっぱり、セイバーをからかうのは命がけだった。

 うん、セイバーをからかうのはほどほどにしておかねば。
 退き時を誤れば、薮蛇どころか、飢えた大熊が出てきかねないからネ!

 ともあれ、ずぶ濡れなのは違いない。どうしたものかと思案する。

 ……まぁ、夏だし。
 すぐに乾くだろうし。
 顔を洗う手間が省けたと言えば、そうだし。

「セイバー、頼む」
「……はぁ、しょうがないですね」
 こちらの意図を理解したセイバーは、ホースの水をこちらに向ける。
 濡れたついでということでその水に頭を突っ込んで、ばしゃばしゃと顔を洗ってしまう。

 水はよく冷えていた。
 おかげで、のぼせていた頭を一気にクールダウンできて、残っていた眠気が一気に吹っ飛ぶ。

「っはー、すっとしたー!」
 頭を振って、水気を振り払う。
 タオルで拭った後は、気分爽快だった。

「ん? どうした、セイバー?」
 濡れて垂れた髪を後ろに撫でつけていると、セイバーが驚いたような顔をする。
 心なしか、照れているような気がする。

「い、いえ、そうすると印象が違うものだと思いまして。
 精悍と申しましょうか、男らしいと申しましょうか……」
「そ、そうかな?」
 そう言われれば、悪い気はしない。

「……む」
 けれど、よく考えれば、似たような髪型していたあいつが思い浮かぶ。

 何となく癪(しゃく)に障って、撫でつけた髪をくしゃくしゃにしてしまう。
 こんなことを気にするとは、我ながらガキだなと思う。

「いつものシロウです」
 元の髪型に戻るとセイバーが微笑む。

「えー、いつもはこんなにくしゃくしゃにしていないぞ」
「そうですね、シロウの髪型はこざっぱりしていていいと思います」
「……うーん、そういうのはあんまり気にはしたことないけどな」
 手入れがしやすいという理由だけで短くしているだけだ。
 無精とも言えるので、実際のところはあんまり褒められたものではない。

「そうです、シロウはシロウです」
「……?」
 セイバーが俺をまっすぐ見つめる。

「あなたは本当に出会ったあの時から何一つ変わっていないシロウのままです」
 ……参った。
 セイバーには、俺が髪をくしゃくしゃにした理由なんてお見通しだったんだろう。

「……少しは、成長しているとは思うんだが」
「ええ、シロウは見違えるほど成長しています。
 けれど、シロウの本質――シロウの信じるもの、それは変わっていません。私はそれが好ましい」
 そのセイバーの言葉は、俺の心を楽にしてくれる。

 俺とあいつ。
 両者を知っているからこそ、セイバーの言葉には重みがある。

 俺自身、意識しないようにしていても、あいつに引っ張られていっていないか不安だった。
 けど、セイバーは俺を気軽なその言葉だけで肯定してくれたのだ。

 ――――“正義の味方”。

 そうなりたいと憧れ、願った。
 その同じ始まりを持った、俺とあいつ。

 理想を追いかけ続け、最期までそれを貫いたあいつの結末。
 理想を目指し、いつか辿りつく俺の結末。

 その結末を変えられるのか。
 俺に、あいつを越えることができるのか。
 それとも志半ばで挫折し、もっと惨めで悲嘆に暮れることになるのか。

 ……その結果は、どうなるかはわからない。
 どちらにしても、後悔だけはしたくないから俺は選んだんだ。

 不安はある。
 自身の信じるものが折れないか、不安になる。
 俺は間違っていないか、いつも不安になる。

 俺の理想が折れる時。
 それは、俺が大切なものを信じられなくなった時だ。

 ……でも、心配はいらない。
 俺が俺自身を信じられなくても、彼女の信頼だけは信じられるのだから。

「ありがとうな」
 数多の感謝を込めて、俺は礼を言う。

「感謝の言葉など不要です。
 この身は、あなたと共にあると誓ったのです、どうかそのことを忘れないでください」
 セイバーの表情は、彼女の誓いのように澄み渡って誇らしげでもあった。

 ――――結局、セイバーは最期の瞬間まで誓いを守った。

 セイバーは聖杯戦争が終わっても、ここに残ってくれている。
 それが嬉しかった。

 柳洞寺での決戦のあの時、別れを覚悟した。
 その戦いが終われば、もう聖杯がないこの地にセイバーが残る理由はないのだから。

 それを、セイバーは俺達の事情で残ってくれたのだ。
 そのことに、幾ら感謝しても足りない。
 それに、それまで受けてきたことの感謝を返さないで別れるなんて我慢できなかった。

 だから、これからもずっとセイバーがいるのが当たり前と思っていた。
 だから、これからも受けてきた感謝をセイバーに返せるものだと思っていた。
 だから、セイバーを目の前で失うことになるまで、ずっとそうなのだと信じきっていた。

 ……いや、セイバーがいなくなるなんて考えたくなかったのだ。

 セイバーは、誓いを守った。

『――シロウ、――――』
 最期のセイバーは微笑を浮かべていた。
 みんな――俺を守るために、一人で死地に残ることによって誓いを守ったのだ。

 ……俺の名を呼んだ後、何を言ったのか聞こえなかった。

 いつかの日か、この日の朝のセイバーの言葉を想い出す。
 その喪失の大きさと、いかに大切だったかを思って、喉を震わせて泣きながら……。

 この時の俺は、その日がくるなんて露も知らず。
 後で、想い出になる今の幸せを、セイバーの笑顔といっしょに胸に焼き付けるのだ。

 そうと知っていたら、俺は――!

「あ」
「どうしました?」
 ついうっかりしていた。
 始めの大事な目的を失念していたなんて、抜けている。

「遅くなってしまったけど……。おはよう、セイバー」
「……はい。おはようございます、シロウ」
 いつもの朝の挨拶をセイバーと交わす。
 そのやりとりは、ずっと昔からしていたように大切なものになっていた。

「――そういやセイバーってさ、毎朝こんなに早かったっけ?」
 ふと、気になったことを口にした。

 聖杯戦争時のセイバーは、睡眠によって魔力の消耗を抑えるようにしていた。
 これと言うのも、俺がマスターとして未熟でセイバーに魔力を提供できなかったことに起因する。
 マスターが遠坂に変わって魔力不足が解消してからは、セイバーは早寝早起きという規則正しい生活を送るように……いや、送れるようになった。

 そのセイバーが、今朝はずいぶんと早起きだと思う。
 前ほど睡眠をとらなくても大丈夫になったといっても、無理は禁物だ。
 セイバーがよく眠れないなどの変調をきたしていたら、それこそ一大事である。

 聖杯が失われた今、サーヴァントを維持するのは完全にマスターの魔力だけ。
 遠坂曰く、現在セイバーの状態は、聖杯という存在に必要な後ろ盾がなく、ビザのない不法入国者みたいなものらしい。だから、お金――魔力が余計にかかるのだとか。

 当初は、俺が遠坂に魔力提供の協力……をしていた。

「さ、出して」
「な、何!?」
「いいからっ、出すものキリキリ出しなさい」
「だ、出せるか、バカー!」
 そんなコト言われて、泣きそうになったけど。

「……俺達、恋人だよな」
「っ。……もうっ、わかったわよ」
 最終的には、色々とまぁ、その……なんだ。
 あーなって、こーなって、口では言えないそーんなことになって、聞くのは野暮なコトになったワケだが……。

 正直に言えば、その協力というのは嫌々ではなく男としては嬉しかった。
 でも、それは遠坂には申し訳ない気がして複雑だった。

 あの時は、ずいぶん苦労させられたものだ。
 でも、その頃のセイバーの活動には、聖杯戦争の時以上に制限がかかってしまっていた。

 さすがにそれは不便だからということで、何とかしたのは遠坂らしい。
 部屋にこもって、禍々しい魔力を撒き散らして研究していた。

 その研究も、二日という短期間で完成させた。
 本当に遠坂は、優れた魔術師なのだと実感したものだ。……クマつくってたけど。

 何をどうしたかは、後学として遠坂から魔術講座で聞いた。
 類感魔術を応用、水晶を媒介して、地脈をウンヌン……。
 要するに、俺にはよくわからなかった。

 ……すまん、遠坂。俺が不甲斐ない弟子で。

 そんなワケで、セイバーの魔力提供に関して心配はいらなくなったとか言っていたが……。

「……ふふ」
 あ、あれれ? セイバーさんから、またもや不穏な空気がするんですけど。ズゴゴ……と。
 ヤバ。俺もしかしなくても、またセイバーの地雷踏んだ?

「“昨晩”から、凛は魔力充実で“元気”なんですよ。“若い”ですよね」
 ニッコリと微笑むセイバーさん。
 特に、“昨晩”、“元気”、“若い”のところで、妙にプレッシャーをかけてくる。

「そ、そう、そうなんだー」
 それには、バッチ心当たりありまくりなので、俺は目を合わせられない。
 が、セイバーは容赦なく目の前に回りこんで、俺を追い詰めていく。

「ええ、凛が元気なので、私もその流れ込んでくる魔力に目が冴えてしまったのです」
「わ、悪いな」
「おや、なぜシロウが謝るのです? 別に謝らなくてもいいのですよ」
「い、いや、だから……その」
 冷や汗ダラダラである。

「まったく、凛も未熟ですね、そのように魔力を制御できないのですから」
「そ、そうだねー」
 ……俺、そんなに激しくしすぎたかな?

「これは明らかな安眠妨害です。……そう思いませんか?」
「悪かった、俺が全面的に悪かったから、それ以上は……!」
 ごめんなさい、ごめんなさい。

 よく考えればわかりそうなものなのに、配慮が足りなかった。
 セイバーは気を遣って、言わないでくれたのに……。
 言わせてしまったことに、罪悪感が一杯です。

「……あのー、それでやっぱ、そういうのってわかるもんなの?」
 一応、念のために確認する。
 いや、ほら、どの程度までか聞いとかないと、俺も安心できないというか。

「シロウの魔力は、名前を連呼されるようで、くすぐったいですね♪」
「ぐはっ!!」
 セイバーは容赦なく俺にトドメを刺した。

「だから、聞かないでくださいねっ」
「……色々とスマン」
 朝から触れてはイケナイ話題だった。



「後で手伝いに行きます」
「サンキュ、助かる」
 そう言ってセイバーと別れ、俺は台所の方に向かう。

「もう桜は来ているみたいだな」
 居間にまで来ると、台所の方からトントンとリズミカルな包丁の音が聞こえてきた。

 いいもんだよな、朝起きると誰かが台所にいるっていうのは……。
 そんなことに、しみじみ幸せを感じてしまう。

「おはよう、桜」
 声をかけながら、ネギと味噌の温かい匂いのする台所に入る。

「あ、先輩、おはようございます」
 いつもと変わらない優しい笑顔に迎えられて、こちらも自然と笑顔になる。

 ――――間桐桜(まとう さくら)。

 桜は俺の一年下の後輩で、かれこれ五年ほどのつきあい。
 中学時代に桜の兄――慎二と友人になった縁で知り合って、弓道部でいっしょに弓を引いた仲間でもある。

 今では、家族同然で妹みたいなものだ。
 その関係も、二年前の俺がバイトで怪我をしたことに始まる。
 怪我が治るまでの間のお手伝い……だったはずなのだが、紆余曲折の末に今も続いている。

 以来、こうして桜は朝と晩に食事を作りに来てくれている。
 一応、当番制ではあるけれど、それがなければ毎日でも来そうな勢いだ。
 その他にも掃除とか、洗濯とか、気づけば家事全般を手伝ってもらうようになっていた。

 ……そんな感じにお世話になりっぱなしで、桜には何となく頭が上がらないのだった。

「いつも早くて悪いな」
「いえ、今朝は始めたばかりですから」
 時間はと見れば、色々あったから五時二十分を指していた。

「先輩はお疲れなんですから、もう少しゆっくりしていてください。
 朝食の準備ぐらい、私がやっちゃいますから」
「ダメだぞ、桜。俺をそんなに甘やかすと、どんどん堕落しちゃうじゃないか」
 実際、桜には頼りすぎていることが多い。
 家族同然ではあるけれど、そこに甘えすぎるのは良くないと思う。

「ええ、先輩はもっと堕落してください」
「お、おいおい」
「そうしたら、もっと先輩のお役にたてます」
「何を言っているんだ、桜はもう十分以上にやってくれてる」
 桜が手伝いに来てくれて、本当に良かったと思っている。
 誰かが迎えてくれる台所の温かさをもう一度くれたのは、間違いなく桜なのだから。

 でも、桜には桜の時間がある。
 こうして桜に頼るのは申し訳なく感じてしまう。
 本音を言えば、桜を家族のように思うからこそ、自分のやりたいことをやって欲しかったりする。

「う~ん、桜だって忙しいだろうに……」
「私なら大丈夫ですから、お気遣いなく」
 この話になると、いつでも桜は笑顔を崩さず一歩も退かない。

「……桜、意外と頑固だよな」
「先輩こそ頑固です」
 このまま続けると、平行線になってしまうので避けたいところだ。
 こうなってしまうと俺の方から譲歩していくしかない。

「協力したら、早いし、効率的だろ?
 それにほら、そこまで頼り切ったら、もう桜なしじゃいられなくじゃないか」
「……なるといいです」
 俺の言葉にうっとりした顔した桜が、ぼそりと呟く。

「うん? 何か言った?」
「い、いえいえ、何も言ってないですよ?」
 ブンブン手を振って否定する桜は、顔が真っ赤になっていた。

「……はぁ。何で、そう桜は働き者なのさ」
「そうじゃないです。お掃除とか、お洗濯とか、お料理とか、私は楽しいんです」
 そこまで楽しんでやれる桜は、立派な家事マスターと言えよう。
 俺もやりだすと夢中になってしまう方なので、桜の言うことはわからなくもない。
 これだから、藤ねえから「士郎は根っからの主婦……もとい、主夫よねー」と言われるのだろう。不本意ながら。

「はいはい、桜がそういうのが楽しいってことはわかったよ。
 けど、俺も桜といっしょに朝食の準備するのは楽しいんだからさ、ここは大人しく手伝わせてくれ」
 誰かのために料理するのは楽しいものだが、誰かといっしょに料理するのも楽しいものなのだ。
 それに、我が家の食客には手強いのが揃っているから、援軍は多い方がいいだろう。

「……よし、装着完了」
 椅子にかけてあったエプロンを装着して、流し台の前に桜といっしょに並ぶ。
 何から手をつけようと思案するが、手際の良い桜だけあって朝食分の下拵えはあらかた終わっていた。

 ふむ、これなら朝食の準備に手間はかからない。
 ちょうどいい、朝食を準備してくれたお礼に、弁当の方を凝るとしよう。
 弁当の仕込みなら昨夜の内に済ませて、冷蔵庫の中にあるし。

「桜、弁当持ってくだろ? ……桜?」
 気づけば、桜は今の今まで衝撃を受けたように固まっていた。

「ハ、ハイ! 私も先輩といっしょにご飯が作れて嬉しいです!」
「……そ、そうか」
 桜の勢い込んだ返答に驚く。
 俺としては、その喜色一杯の桜の様子になにやら面恥ずかしい限りだ。

「あっ、も、もちろん、お弁当は……」
「ああ、わかってる。桜の分もしっかり準備するから」
「わーい、ありがとうございます」
 ますます桜が喜んでくれているので、こちらも嬉しくなる。
 おだてられたせいというのではないが、内緒でおまけしておいてやろうなどと考えてしまう。

「……でも、私としては先輩を起せなくて残念ですけど」
 桜がぽつり「先輩の寝顔、可愛いのに」と、小声でこぼすのが聞こえた。

「いやっ、ダメだ!」
「え?」
 焦って、思わず叫んでいた。

「い、いやだからな、この歳にもなって自分で起きられないなんて、みっともないだろ?
 ……あはっ、あははは」
「?」
 ……危ないところだった。

 いつもはありがたいことなのだが、昨夜は遠坂と久しぶりにアレソレだったので……。
 それを桜に見られてしまうには、さすがに体裁が悪い。
 遠坂との関係はすでに周知のことだけど、これは道徳上の問題だ。

 桜の悲鳴並びに「先輩、不潔です!」と叫ばれる惨事が起こらなくて本当に良かった。
 朝から桜に嫌われるのは、精神的に酷いショックだ。

「……せめてノックはしよう、桜」
「は、はあ、先輩がそう言うのでしたら……」
 今後のことも考えて、予防線は張っておくに越したことはない。
 挙動不審な俺に、桜はなおも心配そうな顔をする。

「……ゴ、ゴホン」
「風邪ですか、先輩?」
「……いや、違うんだ、違うんだよ、桜。……あぁ!」
「???」
 許してくれ、桜。俺は桜に心配されるような人間じゃないんだ。
 今度から“場所”には十分注意しようなどと考えている、ダメな先輩なんだ、俺は……!

「さ、さぁ、みんながぐぅの音も出なくなるような朝飯つくるとするかなー……っと」
 いたたまれなくなって、まな板に向かうことで桜の視線から逃れる。

「はい。がんばりましょうね、先輩」
 幸いにして、桜はそれ以上追求してこなかった。



「煮物にする大根は、下蒸しするんですよね?」
「ああ、そうすると出汁を良く吸うようになるからな」
 皮を剥き、輪切りにして面取りした大根を、鍋に敷いた網台の上へ乗せていく。
 ちなみに、鍋一式は桜があらかじめ用意してくれていたものだ。

 大根を入れ終わると、鍋に少量の水を張って火をかける。
 そうやって下蒸ししている間に、出汁の準備しようと思っていると……。

「先輩、カツオ出汁なら一番出汁で準備できてますー」
「完璧」
 惚れ惚れするほどの準備万端ぶりだった。

「それじゃそのカツオと昆布の出汁を三対二で合わせて、京風味にしよう」
「あれ、美味しいんですよねぇ……あっと、これは昆布じゃなくてワカメでした……」
 ま、このぐらいはご愛嬌である。

 実際のところ、桜といっしょだと作業効率が飛躍的に向上する。
 なんかこう欲しいものが、すでに用意されていたりすることが多いのだ。
 この辺りの気遣いの細やかさは生来のものだろうが、桜の料理の実力に拠るところが大きい。

「桜も一人前だな。俺じゃ、もう教えられることはないかな……」
 塩と砂糖を間違えていた頃の桜が懐かしい。
 弟子の成長に、嬉しいやら寂しいやらで、けっこう複雑だ。

「そんなことないです、先輩の料理はこのところ一段と冴え渡っています!」
「そ、そうかな……?」
「そうなんですっ!」
 力一杯断言されて驚く。

「不肖、私も料理に関して少しは自信がついてきたところでした」
 それ、セイバーが聞いたら、「桜はもっと自信を持つべきだ」と力説してくれただろう。

「ええ、自惚れていたんです、私は。
 これで先輩よりも美味しいご飯が作れる、立つ瀬ができる……そう思っていました」
 言葉の始めは嬉しそうだったのが、その終わりは一転して自嘲気味になる桜。

「ところがです! 近頃の先輩のご飯は富に美味しいんです、おかわりしちゃうんです、体重計がタイヘンなんです!!!」
「そ、それはタイヘンだな」
 迫る桜の目は据わっていた。

「そうなんです、カロリー計算が毎日タイヘンなんですよっ!」
「そうだよな、カロリー計算はたくさん計算しないといけないもんな……!?」
 よくわからないが、いつになく憤慨している桜に気圧されて、よくわからない受け答えをしてしまう。

「うふふ、先輩。基本的にカロリー計算は、足し算掛け算なんです。なかなか引き算割り算できないんですよ、体重といっしょですね」
 聞きたくはなかった、そんな黒めなカロリー計算の深淵は。

「で、でもなぁ、そんなに味付けとか変えてないはずだけど……」
「もしかして私に内緒で、秘密特訓とか、伝説の料理人に弟子入りとかしていません?」
 桜、そんな羨ましいを通り越して、何謙遜してるのこの人は?と言いたげな目で見ないで欲しい。
 つーか、そんなコトより――。

「――桜、その伝説の料理人って何さ?」
「え、えーと、例えば『うまいぞー』って叫ぶ人……でしょうか?」
 それ俗に言う、味の王さまと言うのではないでしょうか?
 でも、それ古くない? ……と、言うのは憚れた。きっと、再放送か、ビデオだ、うん。

「いたら、料理食ってもらいたいな。俺、憧れだったんだ」
 それでなくても今は、食の王様がいるし。
 プラス、食の野生も。

「……そうだったんですか。道理で」
 妙に納得されてしまった。

 まぁ、桜の言うコトには、思い当たる節がないこともない。
 料理している最中に、今までになかったアイデアが浮かぶことが最近よくあることだ。
 味に敏感なセイバーも、「味に深みが増した」とか何とか言っていたような気もするし。

 ……そう、このところの俺は冴えている。
 料理以外でも、魔術でも、剣術でも、自分が上達しているという自覚がある。

 ……まるで、あの時のようだ。
 けど、そんなハズはない。あいつはいないし、繋がりだって――。

「――す、すいません、興奮してしまって。あの、私何かヘンなことを言ってました……?」
 捲くし立て終わって興奮から冷めたのか、桜がようやく正気に返る。

「いや、大丈夫だ。忘れるから」
 どうやら俺は知らぬ間に、桜のトラウマっぽいところを刺激していたらしい。
 これは速やかに記憶から消した方が人生的に吉っぽい。

「……と、そんなわけですが、先輩は未だ私の大きな目標なんです」
「すると、俺に完全勝利するまで桜は諦めない、と……?」
 まるで、刑事に追い詰められた犯人のようだ。

「えへん、私は意外と頑固で負けず嫌いなんです」
「……怖いな、桜は」
 思わず苦笑してしまう。
 日々研鑽は怠っていないが、これでますます手が抜けなくなったようだ。
 勉強熱心な桜には、追い抜かれるのは時間の問題だろう。

「不出来な弟子ですけど、今後ともお願いしますね」
「こっちこそ、不出来な師匠で申し訳ないけどな」
 こうしてお互い頭を下げあって、改めて師弟関係を結び直すことになってしまった。

「シロウ、手伝いに来ました」
 ちょうどそんな時に、セイバーが台所に顔を出す。

「おう。水撒き、お疲れさん」
「おはようございます、セイバーさん」
「はい、ありがとうございます、シロウ。おはようございます、桜」
 一通り挨拶が済んだところで、セイバーは首を傾げる。

「……ところで。お二人とも、一体何をなさっているのです?」
 そうだろうな、二人して頭下げあってれば何事かと思うだろう。
 見れば、セイバーはこれがどんな状況か把握しようと目まぐるしく思考しているようだ。

「セイバー、あのな……」
 俺が何か言うよりも早く、セイバーの瞳に答えに至った光が宿っていた。

「なるほど。ここは道場と同じく神聖な場所ですから、礼をしてから準備にかかるのですね!」
「……へ?」
 思ってもなかったセイバーの返答に呆けてしまう。

「料理とは、かくも奥深いものだったとは……!
 知らぬこととはいえ、今までの非礼を許してください、シロウ」
「え!? い、いや、だからな、セイバー……?」
 誤解を正す暇もなかった。

「では、私も早速礼を尽すとします」
 そのままセイバーは、台所に入りかけていた体勢から身を正し、深呼吸。
 そして、四五度の完璧な角度でもって深々と頭を下げ――。

「――頼もうー!!!」
 ……セイバー、それ道場破りの掛け声だから。
 けれど、それがセイバーの場合、微妙に間違っていない気がする。

 そのあまりに真面目なセイバーに、数瞬遅れで笑いがこみ上げてくる。
 ダ、ダメだ、耐え切れない……。

「ダメ、です。ダメですよ先輩……」
「いや、だって、しかし……くくっ」
 俺よりも桜が先に耐え切れなかったようで、俺もそれにつられてしまう。

「? どうして笑っているのです?」
 よくわかっていない様子のセイバーに、ますますツボに入る。

「はは、こりゃいいや。桜、これからは一礼しよう、一礼」
「そ、そうですね。本当は、いいことですからね……ふふ」
 俺と桜は、止せばいいのに調子に乗ってしまった。
 俺はセイバーの恐ろしさを、さっき確認したばかりだというのに。

 ――――その後……。

 やっぱり、セイバーさんはご立腹になりました。とっても。

「フフッ。やはり、シロウは私に“本気”を出してもらいたいようですね……!」
 真相を知ったセイバーは、あわや本気になるところでした。
 許してもらうために、俺と桜はとても苦労する羽目に。

 ……誰か、助けて?



<履歴>
掲載日:2006/12/28



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